つぶsと愉快な仲間たち Member ListProfile : Mariel
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Diary Index
Mariel さんの日記。(5件表示)

02/17 23:01(open)02/18 00:10(40)
「ハルじぃ、今からどうする?」

「これから、セルビナに行って船に乗ろうと思ってますじゃ。」

「おk、早速行こうぜw」

一行はバルクルム砂丘、そしてセルビナに向けて歩き始めた。

「あ、あの・・・。」

「どうしたです?」「どうしたっすか?」

つぶらがマリエルの手を繋いで歩いていた。

「ち、ちょっと歩きにくなぁ、って・・・。」

「こつぶと手を繋ぐの嫌ですか?」

「おいらと繋ぐのが嫌っすか?」

目を潤ませながら、そう言うのだから堪らない。

「・・・繋いだままでいいです。」

「「わ〜い♪」」

そんな3人を見ながら、一行は先へと進む・・・。


話してるとあっという間にセルビナに到着した。
これから外に出ようとする者、釣りをする者、船に乗り降りする者で賑わっている。

「賑やかッスね、ここは。」

「そうですね、自分もここにはお世話になった街ですから。」

「だなw」

「それじゃ、船に乗りましょうかの。」

『はーい!』

子供の遠足のように、ハルトマンに大声で返事をすると乗り場へと移動する。
乗り場内に入ると、早速糸を垂らす者がいた。

「まりえるん、釣りするですか?」

「うん、釣り好きなのよ♪」

「意外な感じがするっす。」

「まりえるさん、カーボンロッドまでなら直せるッス。」

「ありがと〜、壊れた時はよろしくね。」

「あいっ!」

タルタル同士で和気あいあいとしてる中、3人は神妙な面持ちをしていた。

「で、船に乗った先はどこにいくんだ?」

「ロ・メーヴなる所ですじゃ。」

「・・・遠いね。」

「その前にタロンギで・・・。」

「ああ、そうだな。んで・・・。」

「了解。」

そんな事を言ってると、船が接岸してきた。
一行は早速乗り込んだのだが、他に誰も乗ってこなかった。

「あれ?もしかしなくても、貸切ってやつか?w」

「珍しいですのぅ・・・。」

「ライバルいないから、魚がつり放題かな♪」

ラテーヌでの居心地の悪さはどこに行ったのか、マリエルは人一倍はしゃいでいた。

「出発します。」

船長のアナウンスが船室に届いた瞬間、ドアが開いた。

「は、早いですね・・・。」

「凄いッス・・・。」

「ワシ等も甲板に出ようかの?」

と、言ったその時だった!

「きゃぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」

『!!』

誰の悲鳴なんて特定の必要もなかった。

「つぶらはここで待ってるんじゃ!」

「で、でも・・・。」

「俺達に任せとけ、な?w」

「り、了解っす。」

つぶらを除く4人が甲板に出た時、タコを思わせる化け物がマリエルを締め上げていた。

「マリエル!?」

「シーホラーですね・・・。」

『!?』

猫さんの一言に、一同の動きが止まった。
それほどに、彼らから見て強い相手なのである。

「分が悪くたって、俺は行くぜ!」

「と、殿ー!!」

エンペラーは駆け出すと、締め上げてるシーホラーに攻撃を仕掛けた!
剣を振り下ろした後、間髪入れずにフラッシュを唱える。

「どうだ!」

すると、シーホラーはマリエルを離し、エンペラーに襲い掛かってきた!

「よし、猫さんはマリエルの回復を頼む!ハルじぃは俺の援護を!」

『了解!』

「誰も死なせない!俺が皆の盾だ!!」

エンペラーはインビンシブルを発動した。
しばらくの間、物理攻撃が無効になるので、少しでも時間を稼ぐと言うわけである。

「ごほっ、ごほっ、ま、まさか、ホラーが、い、いたなんて・・・。」

咳き込んではいるものの、しゃべれるまでに回復したマリエルに尋ねる。

「どうだ?行けそうか?」

「え、ええ、お礼をたっぷりさせてもらいます!」

一瞬で戦闘モードに入る。
猫さんも戦闘に参加し、ホラー討伐戦が始まった!


・・・インビンシブルが無くなってからは劣勢だった。
エンペラーの後に、ハルトマンも発動させたのだが、
決定打を与えられずに効果が切れてしまったである。

「ぐはっ!!」

「爺!」

シーホラーの強烈な一撃をまともに喰らい、ハルトマンは気絶した。

「くっ!」

猫さんがありったけの魔法を叩き込む!
しかし、効果が薄い。

「猫さん、抑えてくれ!」

エンペラーが注意するが、時すでに遅し。

「うわぁぁぁぁぁ!」

シーホラーの攻撃を連続で喰らい、その場に倒れた。

「ど、どうするッスか?!」

「まずいですね・・・。」

「ああ、大ピンチってやつ・・・だぁ!」

エンペラーがボーパルブレードを繰り出した!
4発全て入った手応えがあったのだが・・・。

「効果無しってか・・・、くそ!」

「あぶない!」

「しまっ・・・がぁぁ!!」

マリエルの声も届かず、エンペラーもまた倒れた。

(こんな時に、姉さんがいてくれれば・・・。)

居もしない人間を頼ってしまう。
それほどに、マリエルの心身は弱っていた。

「む、無念ッス・・・。」

黒魔法を多用していたしーびーも倒され、今にも襲われると言ったその時だった。

「まりえるん!」

「皆、大丈夫っすか?!」

つぶらが出てきたのである。

「いいから、船室でおとなしくしてなさい!」

「で、でも・・・。」

2人は戻ろうとしない。
何とか戻ってほしいのだが、と思っていたが・・・。

「きゃぁぁぁぁぁぁ!」

背中から強烈な一撃を見舞われて、マリエルも倒れてしまった。
シーホラーがつぶらをターゲットにする。
しかし・・・

「皆をいじめたですね・・・。」

「許さないっす!」

次の瞬間、辺り一面がまばゆく光った!
そして、光が消える。

そこには、背中に翼を生やしたつぶらが立っていた。

「・・・・・・・・。」

こつぶが手の中に光り輝く片手棍を装備すると、そのまま攻撃を仕掛ける!

振り下ろしの一撃、その勢いを利用して体を回転させてもう一撃を喰らわす。
そして、棍を握り直すと目にも止まらぬ速さで叩きつけた!

技を出し終えると、シーホラーの上に光った球体が浮かび、そして弾けた。

そこで終わらなかった。

シーホラーが巨大な炎に包まれたのだ!
しかも、3回続けざまにである。

「・・・・・・・・。」

発生源はおおつぶであった。

炎が消えると同時に、シーホラーも息絶えた。

「・・・・・・・・。」

見届けた後、こつぶが皆に手をかざしていく。
すると、皆の傷が完全に癒えた。
皆がつぶらにお礼を言おうとした瞬間、2人は倒れ込んでしまった。


また、2人の翼も消えていた・・・・・。





>後書きなのかな?<

つぶら覚醒!
ってなわけで、『天使』になってもらいましたw
作中でやっていた、『こつぶの1人連携』は繋がります。

ブラックヘイロー ⇔ ヘキサストライク ・光連携

MBしたおおつぶちゃんの魔法は、ファイア3です。

*実際の皆さんとは違ってたりしますが、そこはお話なので気にしないでくださいね。

Emperor > こつぶ 最強w おおつぶちゃん 激ツヨw オレ・・・・ 貧弱?wwwww おもしろいwwwww (02/18 10:16)
Kotsubu > お( ̄▽ ̄) えんちゃんお久し♪ 実際のとは違うて書いてあるじゃ〜ん♪実際はこつぶ激弱っスよ( ̄▽ ̄)b (02/18 12:15)

名前
02/13 08:56(open)02/13 10:09(39)
マリエルの案内で、一行はジャグナー・バタリアを抜けようとしていた。

「マリエルさんや。」

「はい?」

「もしかして、ジュノに行くのかの?」

「はい、ジュノの女神聖堂に行きます。」

ハルトマンの問いに、マリエルはそう答えた。

「じゅの、ってどんなとこですか?」

「行った事ないっすねぇ。」

「えっとッスねぇ・・・。」

それを聞いたつぶらとしーびーがそんな会話をしていた。

(教会関係者が『天使』を欲する、考えてみればおかしな話ではないがのぅ・・・。)

そんな事を思っていると、後ろから肩を叩かれた。

「なんじゃ?」

「(気をつけたほうがいいよ、爺。嫌な予感がする。)」

「(じゃな、用心するとしようかの・・・。)」

猫さんの言う事ももっともである。
用心に越した事はない、一行はマリエルを完全に信じたわけではないのだ。

「もうすぐですよ。」

「そうじゃな・・・。」

こうして、一行はジュノへと入国した。



一方、ラテーヌではエンペラーが目を覚ました。

「・・・・・。」

「おはよう、気分はどうかしら?」

微笑を浮かべながら、自分の膝枕で横たわる男に尋ねる。

「負けたのは悔しいが、気分は悪くないw」

「貴方はまだまだ強くなるわ、精進なさいな。」

「次は絶対に俺が勝つぜ!そして・・・むふむふふw」

何を考えてるか、すぐにわかるような笑みを浮かべて答えた。
貂蝉は黙って立ち上がった。

「おわっと!」

エンペラーは頭が地面につく前に、手をつき堪えた。

「急に立ち上がるなよ、ビックリするじゃないか!」

「いやらしい男には十分だと思うけど?」

「あ、あはは・・・すまん。」

素直に頭を下げるエンペラー。
貂蝉は微笑んでから、こう言った。

「ジュノに向かいましょう、そこにクライアントがいるわ。」

「わかった。」

2人は近くにいたチョコガールからチョコボを借り、ジュノへと向かった。



女神聖堂に入った一行。
マリエルがカウンターの男に何やら話すと、祭壇の横に扉が現れた。

「あの先です、行きましょう。」

「ここにあんな仕掛けがあったとは・・・。」

「あまりここに来る事はなかったけど、驚きました。」

ハルトマンと猫さんは周りを見渡しながら言った。

「一般の方はまず知らないと思いますよ。」

「じゃろうなぁ・・・。」

そんな会話が交わされる中、後ろを歩くつぶらは手を繋いでいた。

「(・・・おおつぶちゃん。)」

「(・・・嫌な予感がするっす。)」

「(おおつぶちゃんもですか?)」

「(するっす、こんな風に感じるのは初めてかもっすよ。)」

互いに、手を繋ぐ力が強くなるのがわかった。

そして、一行は大きな扉の前に到着した。

「開けてくださいな。」

「「はっ!」」

大きな扉が開かれると、一行を促した。

「さぁ、どうぞ。」

言われるままに中に入ると、広い部屋だった。
正面には玉座を思わせる大きな椅子があり、男が座っていた。

「ようこそ、皆さん!」

「ただいま戻りました、後ろの2人が『天使』の子達です。」

男が視線をやると、手を繋いでいるつぶらがいた。

「ふむ、よく連れて来てくれた。その他の方は?」

「えっと・・・。」

マリエルが説明しようとすると、ハルトマンが一歩前に出た。

「失礼ながら、名を名乗るが先ではないですかの?
 ワシの名はハルトマン、後ろにいるミスラは猫、
 タルタルは孫のしーびーとおおつぶとこつぶですじゃ。」

「あぁ、これは申し訳ない・・・。」

男は玉座から立ち上がり、頭を下げた。

「私は故あって名乗れません、『牧師』とでも呼んでください。ハルトマン殿。」

と、続けた。
名乗れない、その一言にハルトマンと猫さんの警戒心が強くなる。

「(怪しいな、こいつ・・。)」

「(あぁ、油断は出来んのぅ。)」

「して、ハルトマン殿達は、『天使』を連れてどちらに向かうつもりだったのでしょう?」

「この子らの親の死に目に会いましてな、
 遺志をついで『天使の力』を封じる旅の途中でしたじゃ。」

目の前の『牧師』と名乗った男に、警戒心丸出しの表情で答えた。

「遺志?お亡くなりになったのですか?」

「そうッス、オークに襲われて手遅れだったッス・・・。」

「なるほど・・・。」

『牧師』は何かを考えているのか、腕を組みながら言葉少なに答えた。
そして、次に発した言葉が一行を驚かせる。

「そのですね、封じる旅は諦めてもらえませんか?」

「何じゃと?」

「私は『目標』の為に『天使』が、その『力』が必要なのですよ。」

「そう言われて、『はい、そうですか。』って言うと思います?」

「いいえ。」

「なら諦めてほしいッス!」

『牧師』はお手上げだと言わんばかりに、息を吐いた。

「ふぅ、マリエル、『天使』を捕獲しろ。」

「・・・・・・・。」

「マリエル!」

「・・・『目標』って何なんですか?」

「わかった、話してやろう。」

男は咳払いをしてから、口を開いた。

「『天使』を率いて、現在存在する4つの国を滅ぼす。
 そして、私が教皇となって新たな1つの国を起こし、世界を制するのだ。
 『天使』にはそれだけの力があるのだよ。」

『!!』

一行が驚きの表情を浮かべる。
何より驚いたのは、マリエル・つぶらの3人だった。

「こ、こつぶにそんな『力』ないですよ・・・。」

「おいらにも、そ、そんなのねっすよ。」

「君達が私の元に来れば良い、その『力』を開放してあげよう。
 さぁ、マリエル!」

再度、『牧師』はマリエルに命令する。
しかし、マリエルは一行に近づくとテレポホラを詠唱し始めた!

「!! どういうつもりだ?!」

「世界を奪うなど、いくら恩があると言えど協力できません!」

「き、貴様!!」

丁度その時、扉が開いて貂蝉とエンペラーが現れた。

「いい時に戻ってきたな、マリエルと『天使』を捕獲しろ!貂蝉!!」

「?」

いきなりそんな事を言われても、貂蝉は表情でそう言った。

「殿!早くこちらに!!」

「お、おう!?」

そして、一行はラテーヌへとワープしていった。

「何故・・・、言う通りにしなかった?」

「いきなりそんな事を言われてもわからないわ、事情を説明して頂戴。」

『牧師』からの説明を聞き、貂蝉はこう答えた。

「なら、あれで良かったのよ。」

「何だと!?」

「あの人数に私1人じゃ不利よ、ならここは逃がして、後で捕獲に向かえば良いでしょう?」

「・・・確かに、な。」

『牧師』は玉座に座った。

「今日の所は下がってくれていい・・・。」

「失礼するわね・・・。」


一方、事のあらましを聞かされたエンペラーは驚きを隠せなかった。

「・・・と、言うわけですじゃ。」

「つぶらにそんな『力』があるとは・・・な。
 それに、マリエル、君はこれからどうするんだ?」

「あ、あの・・・。」

知らなかった、とは言え、結果、協力しかけていた事は事実。
咄嗟にラテーヌへと飛んだが、居心地の悪さを感じていた。

「まりえるんはつぶらと一緒に行くですよ。」

『え?』

「いや、って言っても引っ張ってくっす。」

「で、でも・・・。」

うろたえるマリエルの肩を、エンペラーが叩いた。

「ま、そ〜いうわけで、一緒に行こうぜw」

「は、はい!」

一行にマリエルが加わった頃、貂蝉は自室でシャワーを浴びていた。

「全てが動き始めた、止めるには・・・・・。」





>後書きかもかも?<

こつぶつぶにしつこく催促され、続きを書きました。(おい
もっとも、頭の中では出来ていたのですが、キーボードを叩くのが面倒だったですよw(待て

お話には関係ありませんが、片手棍の新WS・ブラックヘイローを習得しました。
ヘキサストライクの方が、強いし使い勝手がいいのは内緒ですw
ですが、ターン(?)をするのが、ちっと可愛いなぁなんて思いました♪
Ootsubu > こつぶは自分のことを思いっきり高く棚上げして催促してたっスね、昨日。まぁ、ここのお話をほむぺにアップしたいというがためっスね。お話が出来たら(目的)アップするはずが(手段)、アップするために(手段)、お話を催促(目的)という、本末転倒って奴っスね。(TT) (02/13 13:13)
Chosen > 結局は自分のペースで書くんだけどね、読んでくれる人がいる以上は頑張りますよん♪ (02/13 14:44)
Kotsubu > うさいよ、そこ! ・・・だって面白いんだもん、続き気になるじゃん?そしていつのまにか「まりえるん」と呼んでいるこつぶって・・・。 (02/13 15:06)
Kotsubu > しかーも( ̄▽ ̄)b 今回のソフトはアップするの楽でさぁ♪いつでもおっけ〜て感じですんごくいい感じよ♪ (02/13 15:12)
Hartmann > ←実物の何倍くらいカッコ良く書かれてるかの?答えは↓に! (02/13 15:31)
Chosen > いつも、じっちゃんはかっこいいでしょ♪ (02/13 17:31)

名前
02/02 23:22(open)02/03 01:00(38)
ラテーヌ高原にたどり着いた2人。
辺りを見回したマリエルが「ある物」に気づいた。

「姉さん、あれ・・・。」

「何よ?」

貂蝉はマリエルが指す方を見る。
そこには、何かを埋めた後があり、石が載せられていた。

「お墓のようね。」

「そうだね。私、手を合わせてくる・・・。」

「見かけた以上は仕方ないわね・・・。」

2人はお墓の前に立つと、目を閉じて、手を合わせた。


そこから少し離れたところに、つぶつぶ達が現れた。

「じっちゃん、誰かいるッスよ?」

「ふむ・・・。」
(あえて、墓石には何も書かんでおいたから、知り合いって事はないじゃろうな。)

「あそこがそうなら、とりあえず行ってみようぜ。」

エンペラーの言葉に、皆は頷いて墓へと近づく。


「誰か来たわ、姉さん。」

「・・・そうね。」

2人は足音のする方へと振り返る。

「失礼、お知り合いのお墓ですか?」

「そうですじゃ、この子らの親が眠っておるんですじゃ。」

マリエルの問いに、ハルトマンはつぶつぶを見ながら答えた。
2人がつぶつぶを見た瞬間、表情がわずかに変わる。

「(姉さん、男女のタルタル・・・。)」

「(可能性はあるわね・・・。)」

お互いにしかわからない会話を交わしつつ、つぶつぶを見つめる。
そして、ハルトマンは続けた。

「お2人は旅の途中ですかの?」

「え、ええ、私はマリエル、こっちは姉の貂蝉です。」

貂蝉とマリエルは一行に頭を下げる。
そして、貂蝉が口を開く。

「人を探している、これがまた難儀な事でね・・・。」

「サンドリアなら大抵の事はわかるが、何て人なんだ?」

エンペラーが一歩前に出て言った、が、貂蝉は睨みつけながら答えた。

「ありがたいけど、こっちが名乗ったのだから名乗り返すのが礼儀じゃないかしら?」

「っと、すまない、俺の名はエンペラー。で、こっちから・・・。」

順々に紹介し、名を呼ばれた者は会釈をした。

「素直なのね、貴方・・・。」

「これで、相手がガルカなら剣の錆にでもしてるかもしれないなw」

ぽんっと腰に下げている剣を叩きながら笑って答える。
貂蝉はその剣を見る。

(グラットンソード・・・ナイトなのね。)

「で、何て人なんだい?」

「ええ、名前はわからないんです・・・。」

申し訳なさそうにマリエルが答えた。

「それじゃ、探しようがないのでは?」

猫さんの言う通りだと、一行は頷く。

「クライアントが言うには、『タルタルの男女』らしくて、『天使』の力を持ってるだとか。」


『天使』

その言葉が出た瞬間、ハルトマンとエンペラーの表情がこわばった。
そして、それを2人は見逃さない。

「つぶつぶちゃん達が『タルタルの男女』ッスけど・・・。」

しーびーの発言にあわせるように、貂蝉の口が開く。

「そこの2人が良い反応をしてくれたわ、その子達かもね。」

「・・・目的は何ですじゃ?」

隠すつもりもないのだろう、ハルトマンが尋ねた。

「知らないわ。『大いなる目標』とやらに必要だそうよ。」

「『大いなる目標』?」

エンペラーが尋ねるが、「さぁ?」と首を竦められてしまった。

「そこで、手荒な事はしたくありません。
 皆様が良ければ、クライアントの所まで来ていただきたいのですが・・・。」

頭を下げながら、マリエルが提案する。

「しかし・・・。」

一行にも目的があるのだが、事を構えたくはないと思った。


「いいですよ(っすよ)。」


意外にもつぶつぶが了承の返事をしてきた。

「つ、つぶら・・・。」

「大丈夫ですよ、じぃちゃん。」

「そっす。」

その根拠はいったいどこから来るのかわからないが、ハルトマンは妙に納得してしまった。

「わかりましたじゃ、連れてってもらえますかの?」

「ありがとうございます、ご案内させてもらいますね。」

マリエルは微笑むと、貂蝉に声をかける。

「行きましょう、姉さん。」

しかし、貂蝉の口から出た答えは予想と違っていた。

「少し残ってくわ。」

「え?」

マリエルを無視して、エンペラーを見つめる。

「良かったら、手合わせ願えないかしら?」

「手合わせ?」

「ええ、貴方が勝ったら私を好きにしていいわ。」

『!!』

あっさりと物凄い事を言うのだから、周りは驚きを隠せない。

「それとも、タルタルじゃダメなのかしら?」

「いや、俺の愛は女性全てに平等さ!w」

『!!』

負けずに物凄い答えを返す男に、さらに周りは驚いた。

「じゃ、決まりね。マリエルは皆を連れて先に戻ってて頂戴。」

「もう、勝手なんだから・・・、皆さん行きましょう。」

「ハルじぃ!」

マリエルについて行く一行、エンペラーはハルトマンに声をかける。

「任せたぜ・・・。」

「心得ましたじゃ、殿も負けてはなりませんぞ!」

「おう!」

一行が見えなくなってから、2人は構えた。

「手加減はいらないわ、楽しませて頂戴。」

「ここでも、この後でも、満足させてやるぜw」

「楽しみね・・・。」

こうして、2人の立ち合いが始まった。



歩きながら、不意にしーびーが呟いた。

「そう言えば、貂蝉さんが勝ったらどうするんスかね?」

「さぁ?
 ただ、姉さんがあの手の事して、何かを貰ったって話は聞かないんですよ。」

あまり興味がないのか、抑揚のない声でマリエルが答えた。

「それって、負けた事がないって事です?」

「そうっすよね、えんちゃん負けちゃうのかもっす・・・。」

つぶつぶの心配する声に、一行は不安感を覚えた。

「大丈夫ですよ、命を奪うことは絶対にありませんから。」

(殿・・・。)

ハルトマンは、2人が立ち合ってる方向を見ながら、無事を祈った。



(強いな・・・。)

攻めているのは自分なのだが、エンペラーはそう思った。
主導権も握っている。
しかし、決定打を与える事は出来ていない。

「殺すつもりでやってくれていいのよ?」

「しかし・・・。」

「下手な遠慮は、貴方の命を奪いかねないわよ・・・。」

「なっ!」

先ほどよりも声のトーンが低くなる。
そして、剣を握り直すと同時に攻めに転じてきた。

「はぁぁぁぁぁぁぁ!!」

「くうっ!」

キィン、キィン!
と、金属のぶつかる音が辺りに響く。

「槍で受けきれるなんて、凄いわね!」

「お褒めいただいたついでに、これでも受けてもらおうか!!」

エンペラーは槍を握り直す、そして・・・

「食らえ!ペンタスラスト!!」

目にも止まらぬ連続突きを繰り出す!
熟練した者が使える槍技を使える所を見ると、彼の腕前の高さがわかる。
しかし・・・

「何!?」

貂蝉は剣と盾を巧みに使い、連続突きを受け流してしまった。

「槍じゃ無理よ、得意な片手剣で来なさいな。」

「ちっ・・・。」

悔しそうに舌打ちしながら、グラットンソードを抜き、大き目のシールドを装備する。

「行くぜ!」

使い慣れてるのだろう、槍の時とは比べ物にならない鋭さを持った攻撃を繰り出す。

「良いわね、楽しくなってきた!」

負けじと鋭い攻撃を繰り出す。
何度も剣で剣を叩く状況が続く中、鍔迫り合いになった。

キキキキキキ・・・・!

金属の擦れる音が響く。
種族・体格の差もあり、エンペラーがどんどん押していく。

「むぅ!」

悔しそうに唸りながら、貂蝉は間合いを離す。

「鍔迫り合いは嫌ね・・・。」

「ま、体格差はいかんともしがたいからなw」

「・・・言ってなさいな!」

悔しかったのか、むっとした表情のまま攻撃をしかける。

「このっ!」

「させるかぁ!!」

貂蝉の攻撃に合わせ、エンペラーは盾を使った。

『シールドバッシュ』

そう呼ばれるナイトの技。
盾で強打され、貂蝉の攻撃が止まったその時を見逃さない。

「行くぜ、ボーパルブレードだ!」

片手剣の4回攻撃のWSを繰り出した途端、貂蝉は笑った。

「同じ技を繰り出したらどうなるのかしら!」

まったく同じボーパルブレードを繰り出した!
計8つの剣筋が浮かび・・・

「くぁぁぁ!!」

男の悲鳴が響いた。

「ふふ、残念だったわね・・・。」

「ま、まだまだ!」

立ち上がり、構えなおすエンペラー。
貂蝉はそれを見て、嬉しそうに微笑む。

「ふふ、良い根性してるのね。」

「まぁねw」
(さっきは先に出したから、次こそは!)

軽口を叩きながらも、一部の隙も見せない。

「でも、無理はいけないと思うから・・・楽にしてあげるよ!」

そう言って、貂蝉はボーパルブレードを繰り出す。

「これならっ!」

さっきとは逆。
今度はエンペラーが後から繰り出す!
しかし・・・!

「な、なんで・・・だ・・・。」

4回全て入れられ、エンペラーはその場に倒れた。

「楽しかったわよ、って聞こえてないわね・・・。」

鞄からハンカチを取り出し、エンペラーの血と汗を拭き始めた。

(目を覚ますまで、特別よ・・・。)

彼の頭は、彼女の膝の上に置かれていたのであった。




>後書きのようだけど、実は戯言<

まった障害らしくて繋がらないそうです。
最近はこういうのが多い気がしますが、どうでしょうかね?

閑話休題

戦闘シーンが上手く書けないですねぇ。
何て言うか、もっと迫力のあるように書きたかったのですが・・・。
力量不足ですねぇ、次回はもちっと頑張りたいです。

でわわ♪
Kotsubu > えんちゃんと貂蝉ちゃんの今後が気になりますね( ̄▽ ̄)b(そっちかよっ!? (02/03 08:07)
白黒 > つおい!!かく良い!!!(>ω<) (02/03 10:28)
Xephon > 片手剣専門のナイトは剣技で負けるなんて…ちょーさん強すぎ(;´−`) (02/04 06:26)
Emperor > 初めて出合ったときから「貂蝉」は強かった・・・赤なのに・・・ボーパルうちまくってTOT 『鬼ですよ』w 怒られるから 今日はこのへんでw (02/04 13:42)
Emperor > 貂蝉の強さをスカウターで調べたところ スカウターが 『壊れました』w     ちなみに 『マリエル』の強さは 『計り知れないほど強い』でしたw (02/04 13:45)
Kotsubu > 仮タイトルの変更「てんしのたからもの」でどうだ!?・・・・・まぁ こつぶの趣味のタイトルだな。 (02/05 00:43)
Ootsubu > 貂蝉て言うジョブなんすよ、だから問題はないってことっスね。 (02/09 11:29)
Kotsubu > Σ( ̄ロ ̄lll)!?なんじゃそりゃ! (02/09 12:03)

名前
01/30 02:43(open)01/30 03:26(37)
薄暗い通路を歩く2つの人影があった。

「ま〜ったく、いきなり呼びつけるなんて何様のつもりなんだか!」

「まぁまぁ、姉さん落ち着いて・・・。」

2人は姉妹らしい、ご機嫌斜めの姉をたしなめる妹、と言ったところか。

「貂蝉さん!マリエルさん!」

「「?」」

誰?
そんな表情を浮かべながら、2人は声の主へと視線を送る。

「・・・誰?」

見覚えのない顔、少年を思わせる顔つきの男だった。
貂蝉は名を尋ねる。

「あ、あの、ぼ、じゃない、お、オレは・・・。」

緊張しているのだろうか。
舌がうまく回らないのだろうか、かんでいる。

「いいわ・・・。」

必死に名乗ろうとするが、貂蝉がそれを遮った。

「名も満足に名乗れない男に興味ないの、じゃあね。」

「ちょ、姉さん・・・。」

マリエルは男に頭を下げると、先を行った姉を追いかけていった。

「流石は、『戦場に咲く一輪の赤き華』・・・かっこいいなぁ。」

残された男は、つれない態度を取られたと言えど、どこか嬉しそうに呟いた。


「ちょっと、あれは酷いんじゃないの?」

「いいのよ・・・、弱い男に興味ないもの。」

「姉さんに見初められた人は大変そうね・・・。」

「言ってなさいな。」

2人が雑談しながら歩いていると、大きなドアの前についた。

「さて、行くわよ。」

「ええ・・・。」

「開けて頂戴。」

貂蝉に言われるまま、ドア脇に立っていた男達がドアを開けた。
当然のように歩いていく貂蝉と、一言お礼を言ってから入るマリエル。

「来たわよ。」

「何の用でしょうか?」

目の前で座っているのが誰なのか、2人は知らない。
と言うのも、目の前にいる人間は顔を隠しているからだ。
もちろん、名前も聞いたことがない。

「よく来てくれたな、2人とも。」

わかっているのは、男だと言うことだけである。

「面倒なのは嫌いだけど、貴方の呼び出しを無視するほど無礼じゃないわ。」

「申し訳ありません、姉がいつも失礼な事ばかり言って・・・。」

マリエルが頭を下げる。
いつもの事なのだろうか、目の前の男は笑い声を上げた。

「はっはっは、気にしておらんよ。」

「で、何の用なのかしら?」

「そうです、わざわざ呼び出す事なのですか?」

面倒なのを嫌う貂蝉が本題を訊ね、マリエルも同調する。

「ふむ・・・。」

男は懐から本を取り出し、あるページを開いた。

「これは、俗に言う『聖書』と呼ばれてるものだ。」

「宗教に興味ないわ・・・。」

「姉さん!」

話の腰を折る姉をたしなめる。

「続けるぞ・・・。」

2人は黙って頷いた。

「本当なら読んで聞かせようかと思ったが、それはやめておく事にしよう。
 それでだ、この聖書の中に『天使』と言うものが書かれている。
 教会にもステンドグラスや絵画がある。」

「その『天使』の力を持つ者が2人、この時代に生まれているらしい。
 私の大いなる目標の為に、この『天使』の力を持つ者を連れてきてほしいのだ。」

男が言い終えると、貂蝉はドアに向かって歩き始めていた。

「貂蝉?」

「連れて来るわ、特徴とかってわかるの?」

背を向けたままで、男に尋ねる。

「聖書から見るに・・・君達と同じくタルタル族らしい。」

「他には何かありますか?」

続けてマリエルが訊ねる。

「どうやら、2人らしい・・・男女のタルタルらしい。」

「わかりました、早速行って来ます。」

一礼すると、姉と共に部屋から出た。

「これで探せってのも、なかなか厳しいわね・・・。」

「仕方ないよ、テレポで行ける先からあたってみよっか?」

「頼むわ。」

「了解。」

マリエルはテレポホラを唱える。
2人はまず、ラテーヌ高原から探しはじめるのであった・・・。





>後書きと言う名の戯言<

どもも、まりえるんです。
前半です、これ・・・。
本当は一度で書ききりたかったのですが、まぁ勘弁してつかぁさいw

さって、SO3DCでもやろうかな・・・。
このゲーム、クリアしてからが本番な気がするですよ。

でわわ!
Chosen > 前半とか書いてあるけど、下の続きですからねん♪ (01/30 06:40)
Kotsubu > まりえるん こわぁい・・・[岩陰]T-T)ダー  ちなみに声をかけた男が気になるですぅ。 (01/30 08:35)
Shirokuro > 謎の男も気になります。シリーズ一番の長作な予感? (01/31 07:16)
Chosen > 戦闘シーンがうまく書けないのでアップできないにょ〜;_; (テキストに書いてから、ここに貼り付けてるのですよん♪ (02/02 18:01)
Kotsubu > あとでいくらでも修正してくっさい( ̄▽ ̄)b ところで・・・マリエルって名前の由来はどこからなんですかね? (02/02 19:29)
Chosen > ん〜・・・、可愛くて愛しいこつぶちゃんだけど、教えてあ・げ・な・い・よ♪(おい (02/02 20:13)
Emperor > 本名 麻理+エルバーン並みの身長=麻理エル>マリエル と勝手に判断w (02/02 23:04)
Chosen > ↑ あ、ありえないってばさ!!w (02/02 23:24)
Kotsubu > こつぶの知ってる漫画に「マリエル」って女の子出てくるんだよね〜♪こつぶの倉庫キャラはその漫画から取った名前が多いよにょよ〜♪ (02/02 23:43)

名前
01/19 19:25(open)01/30 02:42(36)
「余が、サンドリア次期国王のエンペラーである・・・なんてなw」

家に入る早々、こう言い放った。
しーびーと遊んでいたつぶつぶは、キョトンとしていた。

「お、お前らか。俺の名はエンペラー、ハルじぃ達の友達だ、よろしくな!」

「えんちゃん、相変わらずッス。」

「まぁ、そう言うなよ、しーびーどんw」

しーびーと和むエンペラーを見て、2人は再起動した。

「え、えとえと、こつぶです。」

「おいらはおおつぶっす。」

「おおつぶ・こつぶか、よろしくなw 俺の事はえんちゃんと呼んでくれw」

自己紹介も終わり、4人は仲良く騒ぐのであった。



「それじゃ、またな〜!」

「「「さよなら〜。」」」

「殿、また明日ですじゃ。」

エンペラーが帰った後、ハルトマンは3人を居間へと呼んだ。

「まずは、2人の答えを聞かせてくれるかの?」

つぶつぶは顔を見合わせてから、ハルトマンに頭を下げた。

「「よろしくお願いします!」」

「うむうむ、これから2人はワシの孫じゃ。」

「オレと兄弟ッスね♪」

孫・兄弟が増えたのが嬉しいのか、2人は笑顔でつぶつぶを見ていた。

「さて、3人とも。」

再度、ハルトマンが口を開いた。

「明日から旅に出るぞい。」

「「「へ?」」」

3人が驚くのも無理はない、さらに言いづらそうにこう続ける。

「詳しくはまだ言えないんじゃが、それにお墓参りもせにゃならんしの・・・。」

「「「・・・・・。」」」


無言、誰も言葉を口にしないのがしばらく続いた。

そして・・・。

「わかったです、じぃちゃんの言う通りにするです。」

「おいらもわかったっす。」

「らじゃッス!」

「おお!」

了承が取れたのが余程嬉しかったのだろう。
ハルトマンの目には涙が滲んでいた。

「よし、今から旅の支度をして、明日出発じゃ!」

「「「おお〜!!!」」」


その夜・・・。
子供達は、3人『川の字』でベッドに横になっていた。

「旅ってどこに行くですかねぇ・・・?」

「まずはつぶちゃん達の、おとーさんとおかーさんのお墓参りッス・・・。」

「そうっすか・・・。」

「・・・こつぶ、じぃちゃんを信じるです。」

「おいらもっす・・・。」

「オレもッス・・・。」

と、こんな事を話しながら、3人は眠りについた。



翌朝、サンドリアの門に行くと、見覚えのある金髪の男がいた。

「遅いぞ〜。」

「すみませんのぉ、殿。」

「えんちゃんも行くッスか?」

しーびーの問いに、エンペラーは頷いた。

「よし、まずはラテーヌ高原に向かって出発じゃ!」

「「「「おー!!」」」」


サンドリアを出た先、そこはロンフォールの森と呼ばれている。
雑談をしながら、かつ、周囲の警戒をしながら進む一行。

ヒュン!

不意に風を切る音がした。

「「「!!」」」

ハルトマン・しーびー・エンペラーは戦闘体勢を取る。
だが、ハルトマンは地面にささっている矢を見た途端、剣を収めた。

「お、おい、ハルじぃ!」

「大丈夫じゃ、2人とも・・・。」

しーびーとエンペラーも武器をしまう。
すると、ハルトマンが大声を上げはじめた。

「どういうつもりじゃ!」

「お前の正体はわかっておる、姿を現さんか!!」

すると・・・。

「ばれたか・・・。」

悪びれた様子もなく、1人のミスラが姿を現した。

「まったく、どういうつもりじゃ。」

「見慣れた顔があったからね、挨拶だよ。」

「ほー、お前の挨拶はいきなり矢を撃つ事を言うのか?」

「はぁ?・・・ハルじぃ、ボケちゃったの?」

お手上げ、そう言わんばかりに手を上げた。

「な、な、なんじゃとーーー!!」

怒りを露わにするハルトマンをよそに、ミスラは頭を下げた。

「いきなりの無礼、申し訳ありません。
 私、カッツェナージェと申します、長いので『猫』と呼んでください。」

「あ、ああ・・・。」

打って変わったこの態度に、エンペラーがそう答えるのがやっとであった。

「無視するでない!!」

「悪かったってば、そう怒らないでよ。」

「・・・まったく。」

諦め、とも思える表情を浮かべると、ハルトマンは落ち着いたようだ。

「こいつはワシの知り合いでしての、悪い奴じゃないですじゃ・・・。」

「で、皆さんはどこに行くんです?」

ハルトマンが説明すると、猫さんはこう言った。

「それじゃ、微力ながら手伝いますよ。」

「では、ラテーヌに向かいますかの・・・。」

どこか疲れたハルトマン、展開についてけない4人、どこか楽しそうに歩く猫さん。

こうして、つぶつぶの冒険の旅が始まった・・・・・。



<後書きと言う名の戯言>

後半は猫さんとハルじぃの会話しかないのは仕様です。
ってか、いい掛け合いが出てこなかったので、勘弁してつかぁさいw

さて、次回は誰が出るんでしょうね?(お前が聞くなや!

こつぶちゃんへ
このお話を載せる際に、前の話の<後書き〜>は消してくださいな♪

Kotsubu > それももったいないですけど、猫さん妙に「女らしい」ですな。( ̄▽ ̄)b (01/19 21:37)
Shirokuro > なるほど。あの台詞は猫さんだったんですね〜。 (01/19 23:20)
Kotsubu > らぶらぶばかっぷる(言いすぎ)のお話が読みたい!!書いて( ̄▽ ̄)b (01/24 18:23)
Chosen > SO3DCプレイ中につき、FFを始め関連する物が全てフリーズしておりまする♪(笑) (01/28 08:22)
Xephon > SO3DCか・・w SO3やってたので DCは買う気なかった…SOのストーリー相変わらず凄いよ(´ー`)b (01/29 02:02)
Emperor > SO3DCってなんぞな???? (01/29 20:21)
Kotsubu > すたーおーしゃんすりー でぃれくたーかっと とかゆーやつ? (01/29 21:20)
Shirokuro > (S)スプーン(O)おば(3)さん?・・・すいませんすいませんすいません。(;; (01/29 21:48)

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