つぶsと愉快な仲間たち Member ListProfile : Mariel
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Mariel さんの日記。(5件表示)

04/15 08:04(open)04/26 18:31(50)
「う、ん・・・。」

朝。
目を覚ますと、自分の胸の上に『自分のじゃない』手が置いてあった。
横を見る、そこには見知った顔があった。

(あ〜・・・一緒に寝たんだった。)

手をどかし、体を起こす。

(朝食の用意でもしようかな・・・。)


しばらくして、一緒に寝た相手が起きてきた。

「おはよぉ・・・。」

「おはよ、朝ご飯出来るからね。」

「は〜い。」

こうやって、一緒に暮らし始めて3日目。


3日前。

私はバスに来ていた。
特に理由も無く、はない・・・里帰りとでもしとこうかな。
街でやることもないので、外で新人冒険者でも見つつ散歩しようと思った。
そこで、『彼女』と出会ったの。

「助けてー!!」

声のする方に目をやると、彼女が大量のクゥダフ、通称・亀に追われていたの。
私に気づいたのか、私に向かってもう一度言った。

「お願いです、助けてくださーい!!」

私は集中し、魔法の詠唱を開始した。

「雷の雨に溺れなさい!サンダガ!!」

バリバリバリ!!
と、雷の迸る音が辺りに響き、彼女を追っていた亀は1体残らず倒れた。

「大丈夫だった?」

初めて見たのだろうか、彼女は何が起こったかわからない様で呆けていた。

「もしもし?」

「え?あ、はい!助かりました!!」

声がやっと耳に入ったのか、顔を真っ赤にして頭をぺこぺこ下げた。
そんな彼女が可愛く思えて、私は微笑んだ。

「貴方、冒険者なの?」

「は、はい、最近なったばかりの新人も新人です!」

「そうなんだ、無事で何よりだったね。」

「ほんとにありがとうございました!」

大きな声なのは嬉しさからなのか、緊張してるからなのかはわからない。
けど、そんな彼女を可愛く思ってしまう。

「良かったら、いろいろ教えてあげようか?」

「え?」

「だから、わからないことばかりなんでしょ?」

「はい・・・。」

不安だったのか、俯いて小さな声で答えてきた。

「だ・か・ら、私がいろいろ教えてあげるわ♪」

「は、はい!」

「私の名前はミーネ、白魔道士よ。」

「わ、私はシエラです、赤魔道士です。」

自己紹介を済ませ、握手を交わした。
手を離した時に、シエラが残念そうにしてたのが気になった。

こうして、私と彼女は知り合ったわけなんだけどね・・・。



「じゃ、早速始めましょうか。」

「え?」

「貴方の戦い方のチェックからするから、いつも通りに戦ってみて。」

「は、はい!」

シエラは獲物を釣って来ると、手に持った片手剣を振るっている。

「やりながら聞いててね。
 モンスターにはアクティブなのと、リンクするのがいるのは知ってる?」

「いいえ・・・。」

(そこからなのね・・・。)

まったく知識が無いシエラに、一から教えていく。
どこに持っていたのか、戦闘後にメモを取ってるのには笑ってしまった。

「日も落ちてきたし、今日は帰りましょうか。」

「はい!」

私達はバスのモグハウスまで戻ってきた。

「それじゃ、明日は出口で待ってるからね。」

「は、はい・・・。」

寂しそうな顔で見ないでよ、と思ったけど口には出さない。

「それじゃ、おやすみ。」

「おやすみなさい・・・。」

互いに手を振ると、それぞれのハウスへと戻っていった。



2日前。

今日もシエラにつきっきりの特訓(?)をしていた。

「シエラ。」

「な、何でしょう?ミーネさん。」

敵と戦いながら、何とか答えてくる。

「それを倒したら、ちょっと話がしたいんだけど。」

「はい!」

凄く嬉しそうな声を上げると、クリティカルヒットで敵を倒して戻ってきた。

・・・偶然なのかしら?

シエラは私の横にちょこん、と腰掛ける。

「お話って何ですか?」

「うん、貴方ってお友達はいるの?」

聞いた途端、シエラの顔がこわばった。
彼女には友達がいないのが、これでわかる。

「いないのね?」

「ミーネさんしか、冒険者のお知りあいはいないんです・・・。」

それから、彼女はぽつりぽつりと語り始めた。



「・・・なるほどね。」

私はシエラを見る。
彼女は異性には好かれそうなスタイルをしていた。
それは、同性には嫉まれると言うわけで・・・。

「Hな目で見られるし、女の子達からはいじめられるし・・・。
 それで、冒険者になって強くなろうと思ったんです。」

「そう・・・、でもね。」

私は涙を浮かべるシエラに、そっと口付けをした。

「!?」

「私は、貴方も貴方のその体も好きよ。」

励まし7割、本気3割って感じかな。
でも、効果は覿面だったのか、シエラは目を潤ませて抱きついてきた。

結局、その日&翌日は私の家で『特訓』をしたわけで・・・。



本日。(冒頭の続き)

「今日から、また外で貴方の特訓を再開するからね。」

「はい!」

相変わらず、元気な声で答えるシエラ。
そんな彼女を見て、私も微笑んだ。





<後書き風味?>

登場人物についてはこんな感じ。

ミーネ・白魔道士 ヒューム♀ レズっ気あり

バス出身の白姫w
白魔を極めたので、現在は母国に里帰り中。
レズっ気はあったが、実際に手を出したのはシエラが最初。
レズっ気があると言っても、男性不信では無いw

シエラ・赤魔道士 ヒュ−ム♀ いじめられっこのスタイル抜群娘

バス出身の新人赤魔娘。
いじめられっこだった自分が嫌で、強くなりたいと思うが為に冒険者に。
スタイルが抜群で、男からの視線を集めすぎてしまい、同性から嫉まれるために・・・。
今はとにかく、優しくしてくれるミーネが大好きw

今後、続けるようなことがあれば、登場人物は増えるかも・・・。
ここに出入りしてる皆様が出てくるかもしれませんが、笑って許してくださいw

でわでわ♪

*ここで書かれている、ミーネ&シエラはオリジナルのキャラです。
 実際のヴァナ・ディールにいるミーネさん、シエラさんとは関係ありません。
Kotsubu > …o(;-_-;)oドキドキ (04/15 10:04)
Shirokuro > ほわわわわぁ(゚ロ゚;;;; (04/15 10:09)

名前
04/05 18:35(open)04/05 18:55(49)
早朝、彼女の部屋の呼び鈴が鳴った。

『キンコーーーン!』

暇から戻ってきたモーグリが対応する。
ドアの外には、見慣れぬ格好をした男が立っていた。

「ご主人様はまだ寝てるクポ、出直してきて欲しいクポ。」

「いえ、これをお渡し願えれば結構ですので。」

モーグリは男から封筒を受け取った。

「あ、あと、明日のこの時間にもう一度来ますので、
 お返事をお渡しいただければお届けします、とお伝えください。」

「わかりましたクポ〜。」

そう言って男は帰っていった。
そして、封筒を持ったモーグリが彼女を起こす。

「ご主人様、ご主人様、お手紙がきたクポ。」

「・・・誰から?」

かなり不機嫌そうな声で、彼女は尋ねた。
・・・どうやら、低血圧らしい。

「え、え、えっと、エンペラーさんクポ。」

「何ですって!?」

彼女は飛び起きると、モーグリの手から手紙を奪った。
そのまま、中を破かないよう慎重に開けていく。

「えんちゃんの字だぁ・・・。」

見慣れた彼氏の字に、思わず涙がこぼれる。
そして、彼女は手紙に目を通し始めた・・・。


『やっ!マリちゃん、元気にしてるかな?
 俺は元気にやってるよw
 
 今、ホッキャードーって所にいるんだけど、ここがtellも通じない場所でさ〜。
 中々連絡できなかったわけなんだよ、ゴメンね。
 
 謝りついでに、まだまだそっちに帰れそうに無いんだ・・・。
 こっちで色々お世話になっててさ、用心棒みたいな仕事で恩を返してるんだよ。
 ほら、俺って強いし、カッコいいじゃんww

 だから、まだ寂しい思いをさせちゃうけど、待っててくれよな!
 手紙も・・・次はいつになるかわからないけど、絶対出すからさ!!

 それじゃあ、元気で・・・愛してるよ、マリエル♪』

読み終えたマリエルの目から、涙がとめどなく溢れていた。

「ご主人様・・・。」

「・・・何?」

「お返事を書くクポ、そのお手紙持ってきた人が渡してくれるクポ〜。」

「それ、ほんとなの?!」

「そう伝えて欲しいって言われたクポ。」

モーグリの言葉を聞き、マリエルは早速机に向かった。

そう、愛する彼氏へのラブレターを書くために・・・・・。




*後書き?*
はい、何なんでしょうね、この話はw

キャストは定番の2人にしました。
爺ちゃん&猫さんが良かったんですけどねぇ・・・w

えんちゃんへ

こんなお話書いてますけど、リアル優先ですからね♪
またログイン出来る状況になったら、FFに戻ってきてくださいな。
私を始め、つぶつぶやじっちゃん、皆が待ってるからね♪
Hartmann > 危なかった…(; ̄Д ̄)=3・それはそうと、陛下がんばってくださいのぉ^^ノ (04/06 11:27)
Kotsubu > 爺猫物語が良かったな・・・チッ(・д・) (04/06 20:48)
Shirokuro > 陛下〜お会いしたいです〜 (04/07 19:08)
Kotsubu > 最近、ダレダレで書く気なっしんぐ♪ヤヴァイですねぇ。(ほんとにそう思ってないかも? (04/07 19:40)
Mariel > 切りがいいので、これはこれでおしまいにしますです、はい・・・。 (04/15 08:03)

名前
03/31 08:29(open)04/01 07:33(48)
「バカ・・・。」

誰もいないレンタルハウス。
モーグリには暇を与えているので、中には借り主の彼女しかいない。

「今、どこで何してるのよ・・・。」

恋人と写っている写真を見ながら、彼女は1人呟く。



しばらく前の事だった。

『俺、しばらく旅に出るから・・・。』

『たまにでいいから、連絡してよね♪』

『了解。』

そんな会話を交わして、時折来るtellが楽しみだった。

彼の旅の話、私の近況、雑談・・・・・。

楽しい時間はすぐに終わりを告げる。
何度目かのtellを最後に、彼からのtellが途絶えた。

何度もこちらからtellしてみようかと思った。

でも、向こうは忙しいのかもしれない。
出来ない状態になってるのかもしれない。
もしくは・・・・・・・。

考えたくない状況が頭に浮かんだ。

『今すぐにでも会いたい!』

でも、彼女は彼氏がどこにいるのかわからない。

彼女は待ちつづけた。
いつtellが着てもいい様に・・・。



そして、ある日の事・・・・・・・。




*後書き(?)*

どもも〜、まりえるんです♪

えっと、彼氏と彼女と伏せてます。
別に伏せなくてもいいんですけどね、何となく伏せてみたり。
こつぶちんは、

「えんちゃんとまりえるんでしょ?」

な〜んて言いそうですけどね・・・どうなんでしょうねぇ?

でわでわ♪
Hartmann > え?違うんかの?(?ω?)? (03/31 13:28)
Kotsubu > えんちゃんとまりえるんでしょ? (03/31 14:16)
Kotsubu > どう考えても『w』つけるのはえんちゃんでしょー♪( ̄▽ ̄)b んで、らぶらぶ○かっぷると言えば『まりえるん』でしょー♪ (03/31 14:17)
Mariel > 実はじっちゃんと猫さんと言ってみたり・・・w (03/31 17:04)
Fuffu > 召喚獣裏切りはしないけど…MPなくなると帰ってしまったりw (03/31 18:15)
Kotsubu > えんちゃん、そろそろまた顔出しに来ないですかね〜? (03/31 19:17)
Shirokuro > 裏切るは襲ってくるは・・・・・(;; (03/31 23:27)
Hartmann > 爺猫反対同盟、会員募集中!!('д')ノ (04/02 17:01)
Kotsubu > ひそかに『w』削りましたね・・・| |д・) ソォーッ… (04/03 15:39)
Mariel > 爺猫反対同盟って・・・、削ったのもばれたしw さて、こっからどうしよっかなぁ・・・。(ぉぃ! (04/04 07:15)

名前
03/21 07:09(open)03/21 07:10(47)
*表紙のSSで、こつぶちんが突っ込めとうるさいので・・・w*

エルディーム古墳。

アンデッドやヘクトアイズと言った、醜悪なモンスターがひしめくここ。
そこで必死にモンスターを叩く3人と、見つめあう人がいた。

「・・・いちゃついてるです。」

「そっすね・・・。」

「不意だま行くッス!」

一生懸命に戦っている3人、おおつぶ・こつぶ・しびきち。

「ねぇ、似合う??」

「すっごく可愛いよ、似合ってる♪」

見つめあって、どう見てもいちゃついてる様にしか見えないのは、ひょうさんとマリエルだ。

「こんな場所でいちゃつくのはどうかと思うです・・・。」

「気にするだけ無駄っす。」

「不意だま行くッス!」

そう、ここはお世辞にもいちゃつくにはいい場所ではない。
古墳・・・、お墓なのである。

「えんさんにはもったいないなぁ・・・。」

「もう、そんな事言うと本気にしちゃうよ♪」

「あはは!」

「うふふ♪」

2人だけ別世界を作ってる中に、こつぶの声が響いた。

「Lv上げしてる横でいちゃつかないで欲しいです!」

「「えっ?」」

ひょうさんとマリエルが振り返ると・・・
顔を真っ赤にしてるこつぶ、あきれた表情のおおつぶ、ひたすら不意だまのしびきちがいた。

「もうLv上げ終わったの?」

「2人がいちゃついてるから、これでおしまいにしたです!」

「え?何で??」

「集中できないそうっすよ、ひょうさん。」

「不意だま行くッス!」

少しばつの悪そうな顔をする2人。
そして、3人に頭を下げた。

「ごめんねぇ、邪魔するつもりじゃなかったんだけど・・・。」

「ごめんね、でも、マリさん可愛かったから・・・。」

素直に謝ってくれたのですっきりしたのか、こつぶの顔色が戻った。

「確かに、まりえるんのドレス姿は可愛いですよ。」

「うん、いいよね。」

「ふふ、ありがと♪」

「さっきの2人、中々良い雰囲気だったっす、付き合ったらどうっすか?」

おおつぶの言葉に、2人は揃って首を横に振った。

「私は・・・マリさんはちょっと・・・かな。」

「ひょうさんもかっこいいけど、えんちゃんのが好きなの♪」

このマリエルの言葉に、こつぶがお手上げのポーズを取りつつ言った。

「やってらんないですよ・・・。」

「何だと〜!!」

「お墓で惚気てもらっても困るって事ですよ〜。」

睨み合う2人の間に、ひょうさんが割って入った。

「まぁまぁ、今日はもう帰ろうよ、ね?」

反対する理由も無いので、睨み合いながらの2人と疲れた表情のおおつぶ、
気を使うひょうさんが歩き始めた。

古墳を出て、バタリアへと出た4人は気づいた・・・。

「あれ?しびきちは??」

「いないですねぇ?」

「どこ行ったっすかねぇ・・・?」

「まぁ、しび〜さんなら大丈夫かな?」

と、どうでもいいのか、信頼してるのかわからないような事を言いつつ、
ジュノへと向かっていった。
その頃、当のしびきちはと言えば・・・・・


「不意だま行くッス!」


・・・まだ、古墳で不意だましてたとさw







*後書き*

言っておきますが、フィクションですw
実際には、古墳でLv上げしてる3人を、私とひょうさんが見に行ったんですね。
その時に、私がひょうさんにドレス姿を見せたわけです。

・・・しびきち、かっちょわるい役でゴメンね♪
Kotsubu > アハハ!!(〜▽〜*)/≡クルッヽ( )ノギャハハ!!≡クルッ(*_ _)/バンバン!! しびっちナイスですよ。 (03/21 08:05)
Ootsubu > 突っ込んだら突っ込んだで文句言うくせに、言わなきゃまた文句言う困った性格っスよねぇ。 (03/21 11:50)

名前
03/12 01:52(open)03/14 22:51(46)
孫達が遊ぶ姿を見ているのが、一番の楽しみなんじゃ・・・。


ハルトマンは、リビングで騒いでる孫達を笑顔で見ていた。

「あ〜!おおつぶちゃん、それはこつぶのですよ!」

「さっさと食べないから、いらないと思ったっすよ。」(もぐもぐ)

「むかちゅく〜!こつぶは食べるのが遅いだけです!」

「まぁまぁ、こつぶちゃんのはまた作ってあげるッスよ。」

おやつの時間、いつも繰り広げられてる光景だ。

「何しんみりしてるのさ、爺。」

「何じゃ、何か用かの?猫スケ。」

「あぁ、ちょっと旅に出るからさ、知らせとこうと思って。」

「そうか、まぁ死なない程度に頑張ってくるんじゃな・・・。」

「ありがとさん♪」

猫さんは手を振ると、そのまま出かけていってしまった。

(マリエル殿に続いて、猫スケも旅立ってしまったか・・・。)

窓から空を見る・・・。
雲ひとつない青い空を見ながら、ハルトマンは3ヶ月前の事を思い出し始めた・・・・・。



一行がロ・メーヴの神々の間にたどり着くと、牧師と貂蝉が待っていた。

「待ちかねたよ!さぁ、天使を渡してもらおうか?」

「断る!ワシの孫を渡すつもりはない!!」

どこか芝居がかった物言いが気に入らなかったのだろう、ハルトマンが怒声で返す。

「そう言うと思っていたよ、貂蝉!」

「ええ・・・。」

貂蝉は腰に携えた剣を抜く。
そして・・・・・

「がはっ!!」

牧師を背中から刺したのである!
誘い出す、とは聞いていた。
しかし、まさか殺すと思わなかった面々は驚きを隠せない。

「き、貴様・・・。」

「人間風情が天使を使役し、地上の覇権を得ようと言うのが愚の骨頂なのよ!」

「に、人間風情・・・まさか?!」

牧師も気づいた。
後ろに立つタルタルが、実は天使の1人だったと言う事に。

「な、何故、今になって・・・。」

「・・・・・・・。」

貂蝉は黙って剣を抜き、止めを刺した。
物言わぬ骸となった牧師を一瞥した後、一行に視線を移す。

「さぁ・・・、始めましょうか。」

「始めるって、何をだ?!」

「2人の力の封印をするのよ、エンペラー。」

「し、しかし、地上じゃ封印できないのだろう?」

その問いには答えず、つぶらを見つめる。
つぶらもまた見つめ返し、貂蝉に近づいていく。

「・・・わかってるんでしょ?」

「うい・・・。」

「恨まないでほしいっす・・・。」

3人は頷きあうと、背中から天使の翼が現れた。

「く、黒い翼ッスか・・・?」

「私は純天使ではないのよ、詳しい説明はしないけど。」

そして3人は黙って、武器を構えて戦闘態勢に入った。

「全力で来なさい、でなければ死ぬわよ・・・。」

「「(コクン)」」



2対1と言う戦いなのに、互角どころかつぶらが圧倒的に押されていた。

「そんな事では、事は成しえないわよ!」

「くぅ!」

「負けないです!」

圧倒的な経験の差、と言うのがいいのだろうか。
戦力では圧倒的な2人だが、数々の修羅場をくぐったであろう貂蝉の経験がそれを補っている。


「何故、3人が戦うんだ・・・?」

「・・・貂蝉殿は死ぬつもりなんじゃろう。」

「爺!」

「でも、ハルじぃの言う通りかも知れないッス・・・。」

「・・・・・・・。」

5人が見守る中、戦局に変化が現れた。
つぶらの攻撃が当たり始めたのである!

「くっ!」

「行くですよ、おおつぶちゃん!」

「了解っす!」

船上で見せた『光連携』の発動!
マジックバーストも綺麗に決まり、貂蝉は膝をついた。

「かはっ!・・・よ、よくやったわね。」

「うい・・・。」

「・・・・・・・。」

嬉しそうに微笑む貂蝉、泣きそうな顔をするつぶら。
浮かない原因はそう、目の前の同族の命が潰えそうになってるからだ。

「こ、これ、で、同族、殺しが、た、達成された・・・。」

「同族殺し・・・。」

「つ、次に目を覚ました時、貴方達はハルトマンの、ま、孫、ただのこ、子供になるの。」

「姉さーーーーーーーーーーん!!」

「泣かない、で・・・、私のい、妹な、ら、強く、い、生きるの・・・。」

「いやいやいやいや、お願いだから、死なないで!」

「ダ、メよ・・・、あ、あ、あの子達が、ふ、普通の子供に・・・げほっげほっ!」

苦しそうに言葉を発する。
泣き叫ぶマリエル、しかし、回復をする事はしない・・・。
これが彼女の意思での行動だとわかっているからである。

そして・・・・・・・。

「ねえさーーーーーーーーーん!!」



(一週間後に目を覚ましたつぶらは、まったく覚えておらんかった。)

あの場にいた者で、つぶらだけが覚えていない。
しかし、それでいいのである。

「じぃちゃん、一緒におやつにしようですよ♪」

「じっちゃん、食べようっす♪」

「ハルじぃのも作ったッス♪」

「おうおう、今行くぞい・・・。」

(何気ない日常を暮らしていこう、これが貂蝉殿の願いなんじゃろうからな・・・。)

ハルトマンは孫の作ったお菓子を口に入れる。
そして、いつもと同じセリフを言うのだ・・・。

「上手いぞい、お前達♪」

(ワシの宝物じゃ、この天使の様に可愛い孫達は・・・。)

今日もまた、よく晴れたサンドリアの街に爺と孫達の明るい声が響くのであった・・・・・。



・その後の一行・

ハルトマン・・・孫達と楽しく暮らす。
しーびー ・・・ハルトマン・つぶらと仲良く暮らしつつ、合成に励む毎日。
おおつぶ ・・・天使の力は消え、ハルトマンの孫の1人として元気に過ごす。
こつぶ  ・・・おおつぶ同様、力が無くなり楽しい毎日を過ごしているとか。
エンペラー・・・世界中を渡り歩きながら、修行とナンパを繰り返す日々らしいw
猫さん  ・・・世界中を旅し、気が向いたら顔を出している。
マリエル ・・・一行をラテーヌにテレポしてから行方不明中。



・後書きってか反省・

え〜、オチが弱いかも・・・。
展開はしょりすぎたかも・・・。
えっと、駄文を最後まで読んでくれた方々、ほんとにありがとです♪
さらに、レスをつけてくれた方々には感謝感謝でございます♪

次回はもっと気楽なお話を書きたいなぁと思ったり、思わなかったり・・・w
Hartmann > おお〜、大団円じゃな〜(*'-') jが、ちょうさんもまりえるんも孫の一員としてかわいがりたかったのぅ... (03/12 07:42)
Kotsubu > まりえるんと貂蝉ちゃんの関係が知りたかったですのぉん♪その後の一行・・・まりえるん&えんちゃん 無事(?)にハッピーエンドじゃないの?( ̄m ̄〃)ぷぷっ! (03/12 08:27)
Shirokuro > 黒い翼・・・そして最期・・・ちょうせんさん、格好良すぎ! (03/12 20:06)
Mariel > ちょこっと修正風味♪ (03/14 22:51)
Kotsubu > むおΣ( ̄ロ ̄lll) て、訂正しなくてはっ!! (03/14 23:28)
Ootsubu > うむうむ、しっかり働いているっスね、こつぶは。 (03/16 13:50)

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