つぶsと愉快な仲間たち Member ListProfile : hiren
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hiren さんの日記。(5件表示)

来客(open)11/05 01:35(3)
ピンポーン。

ピンポンピンポーン。

ピンポンピンポンピンポーン。


「はいはい、今あけるからそんなに鳴らさんでもええ」

やたらめったらチャイム鳴らすのぅ。

ガチャ。

「こつぶどこに行って・・・」

いつもこつぶたちが帰ってきたときは下を向いて出迎える。
あの子らちっこいからの。

じゃが下を向いた目に映ったのはフリフリ動く尻尾じゃった。

「なんだ、生きてたのか。あと一回鳴らして出なかったら葬儀屋に行こうと思ってたよ」

「お前か・・・紛らわしいときに来るでない」

ドアの前に立っておったのは猫スケじゃった。

「なんじゃ?ワシはこれからつぶらを探しに行くんじゃが」

「ああ、そのことで来たんだよ」

「つぶらがどこ行ったか知っておるのか?」

「まあね。でも・・・」

「・・・?」

「相変わらず気の利かない爺だなー。お客が来たんだからお茶でも出しなよ」

腰に手を当ててわざとらしくヤレヤレとため息をつきおる猫スケ。

「ぐっ・・・そっちこそ相変わらずムカつく態度じゃの!」

「何か言った?」

まぁつぶらのことを何か知っておるようじゃし、話だけでも聞いてみるかの。

「・・・勝手に上がれい」

「お邪魔しまーす♪」





「ほれ、お茶入ったぞい」

「ん」

ぬるめのお茶と茶菓子を居間に運んでくると猫スケは暖炉の上の写真を手にとって見ておった。
写真を置いてテーブルにワシと向かいに座る。

「あの子達がここに来て結構経ったね」

「そうじゃな。その頃に比べたら大きくなりおったわい」

「そのうち爺なんか相手にされなくなるね」

「・・・たしかにそうかもしれん。じゃが!今はまだまだワシが面倒を見てやらねばならん歳じゃ。で?こつぶ達はどこ行ったんじゃ?」

単刀直入に本題に入るワシ。

「え?あ、ああ・・・うん」

つぶらの行き先を聞いた途端口ごもる猫スケ。

「あのー、さ。探しに行かなくてもいいんじゃない?そのうち帰ってくるよ」


「・・・は?」
予想だにせんかった答えにワシは少し目を丸くしてもうた。

「何言っとるんじゃ。もう五時、いや、猫スケにお茶なぞ出しておったからもう六時じゃ。さすがにマリエルと一緒といえど何かあったのかもしれん。どこにおるんじゃ。知っておるんじゃろ?」

「いやー、まあ知ってるといえば知ってるけど、知らないといえば知らないような・・・」
ごにょごにょと語尾を濁す猫スケ。

「何なんじゃ、はっきりせい!猫スケらしくもない」

「うん、まぁ、さ。そのー・・うん」
曖昧な答えだけを返して時計をチラチラ見ておる。

「ええい、もうええ!ワシは探しに行くぞい!」

ガタン。
猫スケの煮えきらん態度にワシは席を立った。

「いや、もうちょっと待った方が・・・」
猫スケも立ち上がってそう言ったとき


ピンポーン。

今日二度目のチャイムが鳴った。



         〜続〜


〜〜〜後書き風味〜〜〜

つぶおれのお話の中の猫さんしか知らないので猫さんのキャラがどんなのか
いまいち掴めてないですね(-_-;)

「こんなの猫さんじゃないやい!」って思うかもしれませんが・・・
目をつぶってやってください(゜▽゜;)

次の3話目で一応完結ですばい。
Kotsubu > ヒレンくんのお写真を1枚いただきました。不都合があればゆってくさい。(と、あてくんとこにも書きました。てか、写真はあてくんとこからいただきました。) (11/05 14:44)
hiren > もともと詩人AFの写真として提供しようかとも考えていたものなので、全然問題ありませぬぞ( ̄▽ ̄) (11/05 19:42)
hiren > そして「もうひとつの〜」の背景が妙にはまっているのに笑ってしまいましたъ(`ー゜) (11/05 19:46)

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