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hiren さんの日記。(5件表示)

もう一つのパラダイス(open)10/13 17:50(1)
「むにゃむにゃ・・・あ〜・・・もう朝かぁ・・・」

朝 いつものようにベッドの上で目を覚ます。
いつものように、いつものセリフを吐くオイラ。
朝は実は苦手だったりする。


「・・・んむ・・・んぬぅ・・・」

誰かの声にふと気がつけば、オイラの隣で何かがもそもそと動いている。

なんだろう?

そっとフトンをめくってみるとそこには部屋の光を反射するサッカーボールぐらいの球体が・・・

・・・・・

なんだこれ?

ガバッ!!

思いっきりフトンをめくると・・・!


「・・・ぬぅ、冷えるな・・・」

上半身裸の禿げガルカが窮屈そうに眠っていた・・・
サッカーボールだと思ったのはガルカの頭だった。

オイラは思わずフトンをかけなおしていた。
全力で。


待て待て!!おかしいだろ!!!


必死に今の状況を整理しようとするけど頭が回らない。

滝の汗を流しながら頭を抱えていると禿げガルが目を覚ました。


「む・・・おぉ!おはよう!ルシエルたん!」

「お、おは、おはよ、う」

むさい禿げガルに「ルシエルたん」と呼ばれた瞬間鳥肌が立ったけどとりあえず返事をする。

「ん〜〜」

すると禿げガルが目をつぶりながらにじり寄ってきた!
心なしか口を突き出して・・・


ズザザザッ!

生命の危機を感じ取ったオイラは部屋の隅へ自分でも信じられない速さで逃げ込んだ!

「ななななな何おし、してるんだ?」

「何って・・・決まってるだろう。目覚めのもーにんぐきっすだ」

そう言うと逃げられないように両手を広げながらさらに禿げガルはオイラににじり寄ってきた!!

上半身裸で口を突き出しながらにじり寄るガルカ。

「ひぃぃいいいぃーーーっ!!!」

あまりの恐怖で気がおかしくなりそうになったそのとき


ドゴーン!!

部屋のドアがブチ破られオイラと禿げガルの間を飛びぬけていった。

「な!なな!?えぇっ!!?」

何が起こっているのかと混乱していると、モウモウと立った煙から人影が見えた。


「がははは!!ルシエルどん!起きたかーーっ!」

そこに立っていたのはもう一人の禿げガルカだった。
しかもこいつは(強制削除)にエプロンという破壊力抜群の格好をしてる。

は・・・吐き気がしてきた!
一体なんなんだこいつらは!


「ルシエルどん!飯が炊けたでな!ワシと一緒に食おうぜよ!!」

そう言ってエプロンガルカは山盛りの茶碗をオイラに突き出した。

「日ごろ溜めておるワシの『汗』で炊いたから栄養満点じゃい!がははは!!」

グイグイとオイラに押し付けられる山盛りご飯からは黄色い煙が立ち昇ってる・・・


調理の知識も錬金術の知識もないオイラだけど分かる・・・


コレを食べたら死ぬ!!確実に!!


「何を言うか。ルシエルたんはまず俺ともーにんぐきっすをするのだ」

グインと肩を回されると目の前まで迫ったガルカの口が!!

「ぎゃぁあああああぁああぁあー!!!」

魂までも吸い取りそうなその口が押し付けられる寸前で


ドゴーン!!

今度はドアじゃなく部屋の壁がブチ破られて、またガルカが現れた。

まだ出てくるのか!!

今度のガルカは禿げガルじゃなかった。
今にもはじき飛びそうな小さいワンピースに身を包んだおさげ髪のガルカだけど・・・

ズレてるよアンタそれ!!そのヅラの下からしっかり頭皮が見えてるし!!


「おにぃぢゃぁーーん!!」

そのガルカはオイラにキスという名の処刑をしようとしていた裸ガルカにショルダータックルをくらわせた。

裸ガルカが吹っ飛ぶ。

「ハァ、ハァ・・・おにいぢゃん。アダイというものがありながら・・・」
血走った目でオイラの方をゆっくり振り向くおさげガルカ。

こわっ!!
てかおにいちゃんってオイラのこと!?
明らかにオイラよりアンタ年上だろ!!

「あだい・・あだいもう我慢でぎぬぁあーい!!」
ビリビリとワンピースを引き千切るとオイラに向かって飛びかかるおさげガルカ。

「ルシエルどん!飯じゃ〜〜!!」
猛毒薬を手に飛びかかるエプロンガルカ。

「いざ!もーにんぐきっす!!」
口を突き出して飛びかかる上半身裸ガルカ。


あぁ・・・走馬灯が見える・・・


今にもオイラに激突しそうなフライングガルカ×3+(汗ご飯&ヅラ)

それを見てオイラの意識は遠のいていった・・・・・・・・・・・・












「うわあああああぁああああぁあぁぁあ!!!!!」

ガバッと体を起こす。
そこはオイラのベッドの上だった。

「はぁ、はぁ、はぁ・・」

荒い息をつくオイラの横でカッツェナージェがびっくりして耳をピンと立てている。

「ど、どうしたんですか?ルシエルさん。怖い夢でも見たんですか?」

「ゆ、ゆめ・・・?」

夢・・・夢だった・・・のか。


・・・よかった・・・本当に、本当によかった・・・夢で・・・

「???変なルシエルさん」

少し涙ぐむオイラの傍でカッツェナージェが微笑む。

「なんだかよくわからないけど、ご飯にしましょう」

「あ、ああ、そうだね。すぐ行くよ」

「あ、そうそう」

部屋を出ていこうとしたカッツェナージェが振り向きオイラにこう言った。

「今朝早く、お友達が来たんです。ガルカばっかりですけどよろしくお願いします」



・・・・・・・・え?


こうしてオイラの人生最悪の一日が幕を開けた・・・


           終



〜〜〜あとがきを利用した陳謝〜〜〜

話をお借りしてしまいました(-_-;)

なによりルシエルさん・・・ごめんなさい・・・
Kotsubu > 思わずモニターの前で『(▼∀▼)ニヤリッ』としていたですよ。いや、これは (・∀・)ィィ!! (10/13 19:26)
Shirokuro > ぐっはあははははああああああきゃあああはははははは!!!!!!!! (10/13 19:27)
Shirokuro > さ、最高です!(;゜ロ゜) (10/13 19:27)
Kotsubu > ミスランパラダイスだから『ガルカンパラダイス♪』ですかね?ガルカンてガルカのエサが入ってそう・・・。 (10/13 19:32)
Luciel > !Σ( ̄口 ̄;; いやぁぁぁあああああああああああ..・ヾ(。><)シ ぎょぇぇぇ (10/13 20:29)
Xephon > 笑いすぎ・・w腹痛い・・ww (10/14 04:42)
hiren > (*゜ー゜)どもです。でもルシエルさんにはちょっと(?)酷い目に合わせてしまいましたね・・・(・_・;) (10/14 22:51)
hiren > さらに謝るなら・・・かなりスラスラ書けてしまいました( ̄▽ ̄;) (10/14 22:53)
Kotsubu > スラスラ書けるのは面白いからヨシ!( ̄▽ ̄)b (10/15 08:24)

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