つぶsと愉快な仲間たち Member ListProfile : Mariel
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Mariel さんの日記。(5件表示)

02/24 17:08(open)02/24 17:48(99)
「仕事が終わったら迎えに行くわ、そこで待ってなさい。」

「うん・・・。」

翌日、私は唯一の家族である「姉」に連絡を取った。
声を聞くのも随分久しぶりな気がする。
最後に会ったのはそう、1週間前だったかな・・・。

「連絡がついたようじゃの。」

「はい、姉が迎えに来てくれる事になりました。」

「マミさんのお姉さんって、どんな人ですか?」

ハルトマンと話をしてる中、こつぶが話に入ってきた。

「おおつぶ君は?」

「おおつぶちゃんは釣りしに行ったです、ハマってるみたいです。」

「そうなんだ。」

「そうなんです。」

『・・・・・・・。』

静寂が辺りを包んだ。
私とこつぶが見つめあい、黙りあう中、ハルトマンが口を開く。

「で、どんな人なのかの?」

「そうですね・・・、見た目は子供・中身は鬼、ですね。」

「お、鬼、ですか。」

「う〜む、見てみたいような、見たくないような例えじゃのぅ。」

「ふふ、見た目は子供なんで、怒らせなきゃ大丈夫ですよ。」


そんな会話をしてる頃、姉はジュノにいた。

「まったく、サンドで何をしてるのやら・・・。」

「どうかしたのか?」

「何でもないわ、時間でしょ?」

「あ、あぁ、行くとしよう。」

プライベートに立ち入るな、と言う空気を醸し出しつつ、『仕事』へと向かっていた。


「じゃあ、行ってきます。」

「すまんのぅ、頼んだぞい。」

「だいじょ〜ぶですよ、こつぶも一緒です。」

小さな胸を張る孫娘に微笑み返しながら、見送るハルトマン。
お世話になってるのだから、と手伝いを申し出たら、買い物に行く事になったのだ。
もっとも、私は荷物持ちなのだが。

「南サンドリアのレンブロア食料品店に行くですよ。」

「は〜い。」

毎日やってるのだろう、店員とも顔馴染みですぐに終わった。
私は袋を受け取り、こつぶが会計を済ませて店を出た。

「随分買ったような気がするけど?」

「お姉さん、来るですよね?」

「たぶん・・・。」

「たぶんって、確認しないですか?」

何で?という表情で見るこつぶ。
確かにそうだろう、と思うが、今日とは言わなかったのだからしょうがない。
今一度聞きなおそうにも、怒らせたりすると後が怖い・・・。

「ま、来るでしょ、うんうん。」

「・・・怒らせたくないですね?」

「あ、あはは・・・。」

すっかり、ばれてしまっていた。


「「ただいま〜。」」

「ほいほい、おかえり。」

家の前で素振りをしていたハルトマンに声をかける。
上半身を露わにしているが、年齢の割にがっしりとしているのに驚いた。

「どうかしたかの?」

私の視線に気づいたのか、尋ねてきた。

「いえ、お歳の割にがっしりしてる、と思いまして。」

「ほっほっほ!孫を守る程度が精一杯ですがの。」

「じっちゃんはナイト様なのです。」

「なるほど・・・。」

何故だろう、妙に納得してしまった。


それから、夕飯までこつぶと遊んでいた。
途中、おおつぶも帰ってきて、釣った魚も食卓に並ぶとなり、3人は喜んでいた。

「お姉さんの分も釣ってきたっす。」

と言うのだが、いつの間に聞いたのだろう、と驚いた。

『ピンポーン♪』

食卓に配膳してる頃、ドアの呼び鈴が鳴った。

「お姉さんですかね?」

「あ、私が出てきますね。」

私が玄関のドアを開けると、そこには姉が立っていた。

「迎えに来たわよ、マミ。」

「う、うん・・・。」

有無を言わさぬ雰囲気を漂わせている姉、既にご機嫌は斜めらしい。

「お〜い、マミさんや、中に入ってもらっとくれ。」

「って、事なんだけど・・・。」

「そうね、お礼を言わないといけないわね。」

姉は中に入ると、私の横を通り、一直線に食卓へと向かっていく。

「ハ〜イ、家の妹がお世話になったみたいね♪」

「「「ま、まりえるん!?」」」

3人が驚きの表情を浮かべる中、私は姉の頭をつついた。

「知り合い、なの?」

「えぇ。」

姉によれば、3人はリンクシェルのメンバーかつ、友人らしい。

「まりえるん、マミさんのお姉さんなんですか?」

「そ〜よん、正確には妹分かしらね。」

「妹分っすか?」

「彼女の親に頼まれてね、冒険者のイロハを教える代わりにアイテムの管理をさせてるのよ。」

「じゃあ、なんでロンフォで倒れてたんじゃ?」

「・・・また、やったのね。」

姉が頭を抱えてよろめいた。
どうやら、あんな事は過去にもあったらしい。





<後書き風味>

オチが浮かばないので、ここで中断w

Kotsubu > なかなか続きが気になる展開ですなぁ、でも「姉」と聞いて「まりえるん」を想像したのはこつぶだけじゃないはず! (02/24 21:41)

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