つぶsと愉快な仲間たち Member ListProfile : Mariel
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Mariel さんの日記。(5件表示)

02/13 07:38(open)02/13 08:11(122)
2/14 ヴァレンティオン・デー当日。

「庭のモニュメントの所で待ってます。」

朝、起き立てのデュオに、ルイからのtellが入った。
急いで身支度を整え、庭に出てみると甘い空気が一帯を覆っていた。

(あ、今日が当日だったっけ?)

イベント開催中に姉からしか貰った事の無いデュオには、驚きの空気だった。
見れば、男x女は当然だが、女x女や男x男の組み合わせも見える。
男x女でも、男からチョコを渡してるのも目に入る。

(色々ある、んだな・・・?)

自分には理解不能な光景。
わからないから考えない様にして、待ち合わせ場所に向かう。
そこにはルイが待っていた。

「おはよう、ルイ。」

「おはようございます、デュオさん。」

声をかけると、満面の笑みで挨拶を返してきた。
つられて、デュオも微笑む。

「どうしたの?って聞くのは野暮かな?」

「お、おわかりかも知れないですけど、チョコです♪」

しゃがんで差し出されたのは、丁寧に包装された『ラブラブチョコ』。
銘入りの品で、彼女の愛情がたくさん込められているのを感じた。

「ありがとう、嬉しいよ!」

ぴょんぴょんと飛び跳ねるデュオに、ルイは微笑んだ。

「あ、でも、チョコは間に合わなくて既製品なんです・・・。」

「え?」

「スキル足りなくて、HQ出来なくて・・・。」

笑顔から一転、申し訳無さそうに言うルイ。
しゃがんでる彼女の頭を、デュオがぽんぽんと叩く。

「丁寧に包装してくれてるし、来年は期待していい?」

「はい!来年はどっちも自作しますね♪」

ルイの返事を聞くと、デュオは丁寧に包装を剥く。
そして、中から出てきたハートチョコを2つに割った。

「一緒に食べよ。」

「はい!」

2人でその場に座って、チョコレートを食べる。
他愛も無い話に花を咲かせ、素敵な1日を過ごしていた。



「あ、もうこんな時間か。」

辺りは暗くなり、夜になっていた。
凄い長い時間話し込んでいたのだが、2人には全然そんな気がしなかった。

「ですね、早いです・・・。」

名残惜しそうにするルイに、デュオはこう言った。

「明日、どっか行こうか?」

「え?」

ルイはデュオの方を見ると、互いの目が合う。

「今日のお礼、デートしよう。」

「はい!」

満面の笑みで頷くと、デュオも少し照れくさそうに頷いた。
そして、立ち上がるとルイの髪に触れる。

「デュオさん?」

鞄にしまったスカーレットリボンを、彼女の結ってある結び目に巻きつけた。

「リボンも似合うよ。」

「あ、あう・・・。」

嬉しさと恥ずかしさに、ルイは顔を真っ赤にしてしまった。

「それじゃ、また明日。」

「はい、また明日。」

『ちゅ』

どちらからとなく、2人は顔を近づけてキスを交わす。

「甘い、ですね。」

「チョコ食べたからね。」

お互いに笑いあい、そしてそれぞれのモグハウスに戻っていった。

こうして、初めてのヴァレンティオン・デーは終わりを迎えたのであった。





<あとがき>

主役の2人にチョコを使ったやり取りがないと気づいたので、おまけですw

ちなみに、翌日にデート、と言い出したのはホワイトデーのイベントが無いからです。
(確か、無かったよね・・・?w)

んでわでわw
Luciel > もうずいぶん前にもらったチョコ。 くれた人は引退したので食べずに倉庫にしまってます。  (02/13 16:37)
Luciel > ホワイトデーはないかな?ないかも。宝珠似の飴玉をお返しにしましょう。  (02/13 16:38)

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