つぶsと愉快な仲間たち Member ListProfile : Mariel
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Mariel さんの日記。(5件表示)

02/10 08:49(open)02/10 11:58(121)
(それなりに稼げたPTだったかな。)

解散後に、姉から貰ったチョコを食べながら振り返った。

『そういう固定もあるって事ね。』
『稼げて良かったね、羨ましいよ…。』

LSでの会話を続けて思い出す。
それなりに稼げた、と報告したらそう言われたのだ。

「しかし、今回のチョコは甘くないか?」

「モグはこれくらいで良いクポ〜♪」

半分分けてもらったモーグリは、嬉しそうに空中でくるくると回った。

「まぁ、いいか。」

食べ終わると、歯を磨き、デュオは眠りに着いた。



「おつかれ〜。」

『おつかれ〜。』

カチ〜ンとグラス同士がぶつかる音が響く。
ルイ達は解散後、ジュノ下層の吟遊詩人酒場で乾杯した。

戦「いや〜、結構稼げたべ?」

黒「そうだねぇ、恋の経験値はどうだった?」

「優しくてかっこ良かった〜、やっぱ素敵だよ〜。」

侍「惚れ直した、と・・・。」

赤「頑張ってる感じが好感持てたのは同意かなぁ。」

赤猫の言葉に、ルイは自分の事を褒められた様に感じた。

「うんうん、素敵だよね〜。」

黒「ね、彼も固定メンバーにしちゃう?」

黒タルの言葉には、メンバーが難色を示した。

戦「俺的にはかまわないけど、相手の都合次第だべ。」

侍「完全固定するなら、LSに来てもらえた方が良くないか?」

赤「ここからは一気に上げたいなぁ、新たに固定化すると行けない日とか増えそう。」

「彼がいるなら彼を、いないなら他の人で良いよ。
 これ以上迷惑かけられないもの。」

ルイの言葉に皆頷き、彼がいる時は彼を、いない時は別の人を、で決まった。
その後、一行は大いに盛りあがって、それぞれのモグハウスに帰った。

「ただいまぁ〜。」

「おかえりクポって、酒くさっ!」

顔を真っ赤にして、お酒の臭いを振りまく主人に顔をゆがめる。
水を手渡しながら、呆れる様に言った。

「強くないのに飲みすぎクポ、明日も頭痛い痛いクポよ?」

「だ〜ってぇ、彼とPT出来て嬉しかったんだもん♪」

ぼふっと、備え付けのベッドに飛び込む。
お気に入りのブレスド装備がくしゃくしゃになる。

「自分で飲む量の調整がつかないんじゃ、まだまだ子供クポ。」

「うっさいぞ〜、エロモーグリのくせにぃ。」

PT前に下着姿を見られた事を忘れていない。

「うぅ、エロモーグリは酷いクポ〜って、寝てるしっ!」

寝入ってしまった主人の靴を脱がし、毛布をかける。
ルイの顔が目に入り、モーグリは思わず顔が綻んだ。

「良い夢見てるんクポね、おやすみなさいクポ〜。」



翌日

デュオは目を覚まし、身支度を整え、モーグリに届け物の有無を確認する。

「マリエルさんからお届け物クポ〜。」

「ん?お金・・・?」

手渡されたのはドラドスシと袋と手紙。
届け物で袋とはお金が入っているのだ。
首をひねりながら、手紙を開けた。

『かねてよりの約束だった片手刀代(1本分)を送ります。
 あと、スシも無くなるでしょうから一緒に送ります。
 次回からは材料、もしくは材料費を忘れずに。     マリエル』

「サンキュ、姉さん。」

自分の財布にお金を入れ、鞄にスシを入れる。
手紙は折りたたみ、モーグリに預けた。

「ご主人様、お出かけクポ?」

「あぁ、早速刀を買って、レベル上げ行かないとな。」

「いってらっしゃいクポ〜。」

モグハウスを出て、競売へ向かう。
目当ての片手刀はすぐ見つかる、出品数は12。

(前に見た時より値下がってるな、ありがたい。)

姉から受け取った金額よりも安く手に入った。
余った分は忍具の材料代にした。

『渡した以上はあげたもの。
 金額にもよるけど、基本は返さなくていいわ。』

と、前に言われて以来、ありがたく使っている。
忍者はそれでなくても、お金の消費が多いのだ。

(刀は安くなったけど、材料費は高いままだなぁ。)

紙兵の材料を買い、作りながら希望を出す事にした。



「あ、頭痛い・・・。」

モーグリの予想通り、ルイは二日酔いに苦しんでいた。
水を飲み、ベッドに倒れる。
ブレスド装備はよれよれになり、頭は寝癖が酷く、体調も最悪。

「うぅ〜、頭痛い・・・。」

「これに懲りて、お酒の飲む量を覚えるクポ。」

「楽しいと飲みすぎちゃうのよ〜。」

と、苦しんでる中、LSから赤猫の声がした。

{赤:ルイ、おはよ〜。}

{お、おはよ・・・。}

{黒:ま〜た二日酔いなのね。}

{戦:お子様だべ。}

{うるさいよ・・・。}

{侍:良いお知らせをしてあげよう。}

侍人が明るい声で言った。

{・・・何?}

一方、ルイの声はこれ以上無いほどに暗かった。

{侍:彼が希望出してる。}

{!?}

がばっと身を起こすが、途端に強烈な痛みがルイの頭に響く。
声に出さずに悶えていると、黒タルが訊ねてきた。

{黒:レベル上げ、行く?}

{い、行く・・・。}

{赤:大丈夫なの?}

{恋する乙女は無敵なのよ?}

{戦:疑問系で言われてもわからねぇって。}

{侍:じゃ、俺がリーダーするから、準備しろよ〜。}

いち早く見つけていた侍がリーダーをし、デュオを誘った。
ルイ以外のメンバーを誘い、ル・ルデの庭のガードに集合した。



(またこの人達か、って・・・。)

白のルイがいない事に気づいた。

「あの、白さんは?」

黒「ちょっと時間がかかってて、ごめんなさい。」

{赤:ほら、早く〜。}

黒が謝り、赤が急かす。
急かされてるルイはモーグリに目隠しをして、ブレスド装備にアイロンをかけていた。

{こんなシワシワの服じゃ行けないよ〜。}

{戦:俺見たく裸で寝れば解決だべ!}

{出来るわけないでしょ!}

急かす心が頭痛を吹き飛ばし、必死にアイロンかけをする。

{出来た〜!}

{赤:早く来なさい!}

ルイが服を着込み、集合場所に行くと、侍とデュオが話し込んでいた。

侍「ほぅ、デュオさんは彼女とかいないわけですか?」

「いないですよ、侍さんは?」

(彼女いないんだ、チャンス♪)

黒「私が彼女だったりします。」

侍「あっはっはっは。」

足元にいた黒を抱き上げると、侍は豪快に笑った。

「そりゃ、ビックリ・・・。」

デュオは唖然とするしか無かった。

侍「恋人は良いものですよ。
  今、ヴァレンティオン・デーだし、告白されるかもしれませんね。」

「されたら素敵ですけど、まぁ無関係なまま終わるでしょう。」

と、笑って答えていた。

「お、お待たせしました〜・・・。」

「こんにち・・・。」

挨拶をしたルイを見て、デュオは挨拶を返せなかった。
メンバーもルイを見たと思ったら、目をそらした。

「ど、どうかしました?」

「寝癖、凄いですよ。」

「へ?」

赤「はい。」

赤が手鏡を手渡してきたので受け取る。
そして、自分の頭を見た瞬間、顔が真っ赤に染まる。

「キャーーーーーーーーーーーーー!!」

ルイは庭中に響く大絶叫をした後、デジョンでモグハウスに戻っていった。

戦「もう少しかかるみたいで申し訳ないっす。」

「あ、いえ、待ちますね・・・。」

驚きを隠せない表情で、デュオはそう答えた。

{は、恥ずかしすぎる〜!}

{赤:アイロンで手一杯だったのねぇ。}

{黒:でも、あれは叫びすぎだよ。}

急いで髪型を整えるルイ。
その目には恥ずかしさから涙が滲んでいた。

{赤:でも、彼女いないみたいね。}

{うん・・・。}

{黒:恥かいたけど、それ聞けただけいいんじゃない?}

{う、うん。}

それから10分ほどして、髪型を整えたルイが現れ、
昨日と同じくクフタル地下に向かった。



(やっぱ、皆上手だよなぁ。)

始まってみると、改めてそう思う。
ルイの状態異常対応も、今日はスムーズだった。
流れる様に狩りを続けていた、その時。

「お、上がった。」

デュオがLv72に上がった。
TPを使い切った後だったので、買った刀に持ち変える。

『おめでと〜!』

「おめでとうございます!」

「ありがとう!」

それからも狩りを続行し、気がつけば全員Lvが上がっていた。

「おめでとう!」

「ありがとうございます♪」

最後に上がったルイは、デュオに微笑んで答えた。

侍「それじゃ、次のチェーンで帰りましょうか?」

『了解。』

戦「デュオさんは、そのまま試練を受けないとっすね。」

「えぇ、片手刀の潜在外しをしないとです。」

そう、通称:WS取得クエがあるのだ。
忍者の場合、Lv72で発生資格の『片手刀スキル250』に到達する。

戦「俺ら手伝うっすよ。」

侍「月光あると闇出来るから、すぐ終わりますし。」

「でも・・・。」

流石に気が引ける。
ありがたい申し出だが、そこで甘えるにも、彼らとの接点が薄すぎるからだ。

赤「これも縁ですし、気にせずに。」

黒「えぇ、私達はかまいませんから。」

「お手伝いしたいんです、ダメですか・・・?」

ルイの言葉を聴き、デュオは頭を下げた。

「ありがとうございます、皆さんに甘えます。」

『おkw』

そして、チェーン終了後エスケプし、デュオとルイがテレポヨトで飛ぶ事になった。

「それじゃ、急いで受けてきます。」

黒「フェロー呼びつつ、スキル上げして待ってますからごゆっくり。」

侍「一度解散しますので、デュオさんリーダーでルイちゃんを誘ってください。」

「わかりました。」

解散し、デュオがルイを誘う。

「それじゃ、飛びますね?」

「お願いします。」

詠唱を開始すると、LSから声が届く。

{戦:お膳立てはしたから、バシッと決めてこいっす。}

{侍:ノーグでは殺風景ですが、外でしてはいけないぞ。}

{赤:あとで結果報告するように。}

{黒:大丈夫、上手くいくよ。}

ありがたい応援(?)を耳に、2人はヨアトル大森林に飛んだ。

「テレポありがとう。」

「これくらい、何てこと無いです♪」

(2人きりって、ちょっとドキドキ・・・。)

ご機嫌なルイを尻目に、デュオは急いでノーグに向かっていた。

(あんまり待たせちゃいけないよな。)

付き合ってもらうだけでも甘えているのに、ゆっくりなんて出来ない。


「デュオさん。」

ユタンガ大森林に入った所で、ルイが声をかけた。

「はい?」

「デュオさんって彼女とかいないんです、よね?」

「えぇ。周り、と言うか、姉が怖いので女性に積極的になれないんです。」

「優しそうなのに・・・。」

「え?」

足を止めて、デュオは振り返ってルイを見る。

「姉を知ってるんですか?」

ルイはデュオの前で足を止めると、頷いた。

「覚えてませんか?前にラテーヌで助けてもらったんですよ。」

(ラテーヌ・・・?)

ゆっくりと記憶を掘り下げる、そして思い当たる。

「あ!モンクAF2揃って、それ着て素材狩りに行った日!」

「かな、モンクAF2を全身に着てて凄いなぁって。
 で、お姉さんにケアルとかしてもらったんですよ。」

「女の子を殴っちゃダメ、とか言われた日だ。」

「そうですそうです♪」

嬉しそうな声をあげるルイに対し、デュオは頭をかいていた。

「あの人が怖いんですよ、頼れる人でもありますけどね。」

「怖いって?」

「怒らせると手に負えないし、喧嘩したら勝てないし、古傷を思い切りえぐるし…。」

「あ、あう・・・。」

「女性の皆さんがそうでは無いのはわかるんですが、
 身近にいた人が怖すぎたんですね。」

笑いながら、デュオはそう言った。

(ここで言おう!)

ルイは自分の心臓の音が聞こえるほど緊張していた。
そして、ゆっくりと口を開いた。

「私・・・」

「はい?」

「私、デュオさんが好きですよ。」

「え?」

「ラテーヌで助けてもらった時、一目惚れでした・・・。」

そう言うと、真っ赤な顔を俯かせてしまう。
緊張して、デュオの顔が見れないのだ。

「ごめんなさい・・・。」

(え?)

聞きたくない言葉が耳に届いた。
顔を上げると、デュオは視線を外していた。

「さっきも言ったけど、積極的になれなかったから女性がわからないんです。
 好きでいてくれたのは嬉しいけど、上手くお付き合い出来る自信がありません。」

「・・・・・・・。」

「・・・・・・・。」

静寂を破ったのはルイだった。

「私だって・・・」

「?」

「私だって自信なんて無いです。」

「ルイ、さん?」

「私だって男の人に告白したのも初めてだし、お付き合いするのも初めてです。」

「・・・・・。」

ルイはしゃがんで、デュオの目を見て続ける。

「怖いって逃げないでください。
 初めて同士、一歩一歩進んでいけばいいじゃないですか。」

「それは、そうだけど・・・。」

「デュオさん、私の事嫌いですか?」

「それは・・・。」

「お付き合いの自信とか抜きです、好きか嫌いかです!」

「よ、よくわからないけど、嫌いではない、です!」

ルイの勢いに飲まれ、叫ぶ様に答えた。

「じゃあ、好きになってください!」

「え?」

「お付き合いして、私を好きになってください。」

「で、でも・・・。」

ルイは、はっきりしないデュオの顔に手を添えた。
そして、そのまま自分の顔を近づけていく。

「ルイさ・・・ん?!」

『ちゅ』

触れるだけのキス。
顔を真っ赤にし、涙を流すルイの顔がはっきり見える。

「私は貴方が好きです・・・。」

(こんなにも俺の事を好きでいてくれてるんだ・・・。)

胸が締め付けられる様な感じ。
デュオに取って、それは初めての経験だった。
その思いが勝手に体を動かした。

「え?」

「ありがとう、ございます。」

ルイの頭を胸に抱きしめた。
耳には、デュオが緊張しているのだろう、早い鼓動が聞こえてきた。

「こんな情けない俺だけど、いいですか?」

「一緒に『らぶらぶカップル』目指しましょ♪」

『ちゅ』

2回目の触れるだけのキス。
それが誓いであるかの様に、2人はノーグへと向かった。





「デュオさ〜ん、こっちこっち!」

お互いにLv75になった2人は、プルゴノルゴ島に遊びに出かけた。
イベントで手に入れていた水着ではしゃぐルイに、デュオは圧倒されていた。

(しかし、脚線美が眩しいなぁ・・・。)

白い砂浜よりも、足に目が行ってしまうのは健全な男の子である。

2人は潮干狩りしたり、水かけっこしたり、思い切り遊んだ。

そして、奥のビーチに行き、寄り添って座っていた。

「楽しかったですね。」

「レベル上げより疲れたよ、ルイさん元気過ぎw」

「また『さん』つけてる。」

「な、慣れないんだよ。」

「早く慣れてくださいね♪」

「し、精進します・・・。」

『ちゅ』

未だに触れる様なキスしか出来ない2人。
それでも、付き合い始めた頃より、距離は縮まっていたのだった。

「デュオさん、私の事好きですか?」

「うん、好きだよ。」







<あとがき>

終わったー!(・◇・)

鬼姉x某王子を出そうかと思ったけど、やっぱやめました。
途中まで書いたんだけどねぇ、こんな感じでw


静寂が包む中、第三者の声がそれを破った。

「自信ねぇ、そんなの最初から持ってる人なんていないでしょ。」

「俺は自信満々だけどね!w」

「姉さん、エンペラーさん!」

現れたのは姉・マリエルとエンペラーだった。
不機嫌極まりない顔をしてる姉に、デュオはたじろぐ。

「えんちゃん、ノーグに行くんでしょ?」

「おぅ、気になるけど用事あるからまたね、デュオ君!
 まりえるん、テレポありがとでしたw」

歯を光らせて手を振ると、エンペラーは走り去っていった。
そして、マリエルはルイを見て頭を下げた。

「ごめんなさい、へたれな弟で・・・。」

「え、いえ、あの・・・。」

戸惑うルイを見て微笑む。
そして、振り返り様に愛用のメイスでデュオを思い切り殴った。
ゴンッ!と鈍い音が響き、デュオは頭を抑えて蹲る。

「いってぇ・・・。」

「女の子に恥をかかせるとは、なんと情けない!」

「だ、だって・・・。」

「異性と付き合うのに、最初から慣れてる人間なんか滅多にいない。
 だからこそ、お互いを思い合いながら行動していくものよ。」

「・・・・・。」

「確かに、私のせいで偏見を持たせてしまったかもしれないけど、さ。」

ちょっとバツの悪そうな声を出して、ルイに向かって振り返る。

「こんな弟だけど、よろしくお願いしますね。えっと・・・。」

「あ、はい、ルイって言います。」

「ルイさんね、私はマリエル。よろしくね。」

ルイとマリエルは握手して、微笑みあう。


都合良過ぎな気がしたのでやめましたw
さて、次回は『王位〜』を書けるかな・・・(゜▽゜;)

んではではw
Kotsubu > デュオくん かこえぇなぁ(*´Д`*) (02/10 14:11)
Kotsubu > そーいや、種族はタルなの?それとも違う種族なのかな? (02/10 16:19)
Mariel > 金ポニはヒュム♀F2w (02/10 16:23)
Luciel > チョコボから颯爽と飛び降りてケアルする事、結構歩けど 決まって相手PCは♂ばかり むー (02/10 18:43)
Mariel > 読み返してみて、チョコ渡してない事に気づく・・・、チョコ渡し編書きますorz (02/13 02:24)

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