| 夏祭りが終わり、個々で己を磨いていた学園生達。 今日も色んなところで賑わう中、この人は『やっぱり』生徒会室にいた。
 
 「・・・ふぅ、終わった。」
 
 何かの書類をまとめると、封筒に入れて鞄へと仕舞う。
 仕事は終わったはずなのに、出ようともせず椅子に腰掛けていた。
 
 「めんどうな時期、ね・・・。」
 
 カレンダーに目をやり、ため息が漏れる。
 
 『9月1日』
 
 夏休み明けの学園イベント・文化祭が行われるのが10月。
 今月から各所では準備が始まるのだ。
 
 「去年は酷い目にあったわ・・・。」
 
 ・ヴァナ・ディール学園 錬金術ギルド所属員が起こした爆発事故・
 
 去年の文化祭翌日に載った新聞の一面である。
 貂蝉本人が迷惑をこうむったわけではないが、今年はしわ寄せが全部来る立場にいるのだ。
 それでなくても、小競り合い(?)のような事も起きる。
 だからこそ、彼女はため息を漏らさずにはいられなかった。
 
 「はぁ・・・。」
 
 疲れた表情を浮かべる貂蝉、まだ家路につく気力はなさそうである。
 Hartmann > ひさしぶりのヴァナ学じゃのぉ^^ (09/01 17:24)
 Shirokuro > 文化祭は映画を上映してたです。自作とメジャーなやつを。( ̄▽ ̄) (09/01 19:25)
 Luciel > うちの高校は文化祭と体育祭が合体しているのですよ。 (09/02 18:13)
 
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