つぶsと愉快な仲間たち Member ListProfile : Mariel
Menu: Home / Manual / Memberlist Top / BBS
Login : name pass
Message : to 'Mariel'

詳細なプロフィールを確認する

Diary Index
Mariel さんの日記。(5件表示)

07/07 07:37(open)07/08 07:57(69)
つぶつぶが体育館に入ると、中は物凄い熱気に包まれていた。
そろそろ始まるのだろう、中央で向かい合う2人のエルヴァーンが見えた。

「今日も勝たせてもらうよ、氷河先生!」

「2度も負けるつもりは無いさ、しー先生!」

試合前の掛け合いに、それぞれの後ろに集まってる応援団が盛り上がる。
頭に鉢巻などをしている、その集団を見て、つぶつぶは驚きを隠せない。

「な、なんか、すっごいですねぇ・・・。」

「おいら、ちっと怖いっす・・・。」

審判役の教師がルールの確認でもしてるのだろう、2人を見ながら何かを喋っている。
当人達はと言えば、目を逸らさずに見詰め合っていた。

(前回の敗戦、油断していたとは思わないが・・・。)

氷河は前回負けている。
過去に2人は2回対戦しており、1勝1敗。
戦士と白魔道士、戦士である氷河の方が圧倒的に有利なはずである。
しかし、彼は前回負けた。
しーとは友人関係だが、それ以上に悔しかった。
戦士としてのプライドが傷ついた、そう思ったのである。

「学園屈指の好カード!色男対決を制するのはどちらか?行く末を見守るのは君たちだ!!
 それでは、ヴァナ・ディールファイト・・・・・。」

「レディ〜・・・・・。」

「ゴーーー!!!」

両者が自ら開始の掛け声をし、試合が始まった。
氷河は両手斧、しーは片手棍のようだ。


「氷河先生は戦士さんですよねぇ?」

「そっす、しー先生は白魔道士っすね。」

「どっちが勝つですか??」

「そりゃ、見れてればわかるっす。」


重そうな両手斧を軽々と振り回し、素早い攻撃で攻めまくる氷河。
慌てずに武器と盾でその攻撃を避けているしー。

「はぁぁぁぁぁ!!!」

声を上げて気合を入れた氷河は、構えから3回斧を振り下ろした!

「氷河様の必殺・レイジングラッシュよ〜!」

ファンの1人であろう女子生徒が言った。

「くっ!」

しーは盾を使い、攻撃を避けようとするも、2回攻撃を受けてしまう。
そこを見逃すわけも無く、氷河が追い討ちを仕掛ける!

「一気に行かせて貰うよ!」

「させない!!」

短い詠唱で、氷河の目の前を強烈な光が襲う。

「フラッシュだわ!これで仕切りなおして〜!!」

しーのファンであろう女子生徒が、悲鳴に近い声で叫ぶ。


「す、凄いっすね・・・。」

「応援してる人達も怖いです・・・。」


「ちぃぃ!!」
(ここでフラッシュとは・・・流石にわかってる!)

「はぁはぁ・・・。」
(レイジングラッシュを避けきれない上に、このダメージとは・・・!)

流れを切られた氷河、何とか立て直しを図ろうとするしー。
視線をぶつけ合いながら、互いに隙を探す・・・。

(隙が無いとは言え、ここは行かせて貰う!)
「流れは我に有り!」

氷河が両手斧を振り上げる。
向かってくる相手を見据え、しーの口元に僅かな笑みが浮かぶ。


「決まったな・・・。」

「「え??」」

つぶつぶが声のした方を見るも、既に見えなくなってしまっていた。

「っと、見てないとダメっすね。」

「そですね。」


「甘いな、氷河先生!!」

「!?」

危険な感じがした、と試合後に氷河は言った。
笑みを浮かべているしーを見た瞬間、彼は全身に嫌な汗が出るのがわかった。

(ダメだ、止まらない!!)

渾身の一撃を避けられ、一気に間合いを詰められる!
そして・・・

「(ボソボソ)」

「!?!?!?」

何と言ったのかは当人同士にしかわからない、そんなやりとりが終わった瞬間!
片手棍が6回振られた・・・。

「ぐぁぁぁぁぁぁ!!」

全撃が入り、氷河は吹き飛ばされた。
そのまま倒れると、審判が様子を窺う・・・そして。

「勝者!しー先生!!」

しーの左手を上げると、そう宣言した。



「最後の技って、へきさすとらいく、って言うですよ。」

「よく知ってるっすね?」

「まりえるん先輩に見せてもらったです。」

「納得っす・・・。」

そんな会話をしながら、2人は教室へと戻っていった。





・後書き・

ちょと加筆〜。

Koutack > あたしのネタが採用されてる〜♪(^-^) (07/07 09:48)
Kotsubu > しーせんせとひょうさんの秘密の会話内容が知りたいですねぇ♪( ̄▽ ̄) (07/07 10:46)
Mariel > 秘密なんで内緒w Gガン○ムネタはおもろかったので採用したですよw (07/07 17:29)

名前

Script by senobeya.com
FF11 Member Registration System Version 0.67
Icon by FFXIであそぼうかな
Copyright (C) 2002- SQUARE ENIX CO., LTD. All Rights Reserved.