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Mariel さんの日記。(5件表示)

02/06 09:06(open)02/06 10:49(119)
ヴァレンティオン・デー

その昔、秘めた想いを命懸けの贈り物に託して
愛する貴人に伝え、身分の差を越えて恋を成就させた、
勇気ある従騎士ヴァレンティオンの故事にちなんだ記念日のこと。(公式HPより)

そう、愛する日に気持ちを伝える日。



最近は忍者なタルタル・デュオ。
鞄の中を確認すると、忍具・催涙卵が少なくなっていた。

(姉さんに頼むか。)

居場所を探すと、ル・ルデの庭にいる事がわかった。
PT中でも無いので、早速庭に向かう。

(どこかな?)

うろうろしながら辺りを見て回る。
すると、領事館の集まってる所にあるモニュメントにいた。
しかし、姉は1人でなく、誰かと話していた。

(あれは、エンペラーさんか?)

『金髪ヒュームの面白い青年』
デュオのイメージではそれだった。
なんとなく、気づかれないように近づいた。


「まりえるん、チョコおくれw」

「・・・自分から請求しないでよ。」

ため息つきながらも、姉は鞄から綺麗に包装された物を取り出す。
ハート型のそれは、いかにも『恋人にあげる物』と言った感じである。

(そっか、ヴァレンティオン・デーとかってイベントやってたな。)

自分には関係無い、デュオはそう思っていたので興味は無かった。
貰えるのは、どうせ姉の余り物(姉曰く)だけなのだから。

「はい、チョコ。」

「さんきゅ〜、これで今日のPT頑張れるw」

「はぃ?」

「いや〜、今メンバー揃ってさ、怨念洞らしいから行ってくるw」

「はいはい、気をつけてね。」

疲れた表情の姉と、ご機嫌なエンペラー。
エンペラーが見えなくなってから、デュオは声をかけた。

「姉さん。」

「あら、どしたの?」

「うん、催涙卵を作って欲しいんだけど。」

「材料は?」

毎度の事なので、デュオは材料を手渡す。
姉は受け取り、目を閉じて合成を開始する。

「エンペラーさん、ご機嫌だったけど何かあった?」

見ていたのだが、デュオは訊ねた。

「ん?チョコくれってね、毎年の事よ。」

「疲れてる?」

「ん?義理チョコで喜ばれてもねぇ、と。」

「義理なの?!」

これにはデュオが驚きの声を上げた。
付き合ってるとばかり思っていたからだ。

「大声出すんじゃないの、割れるわよ。」

「あ、ゴメン・・・。」

材料分の合成が終わり、催涙卵と先程の包みを渡される。

「今回は割れ無し&いつもの『余り物』よ。」

「ありがと、夜にでも食べるよ。」

「好きになさいな。あ、歯は磨きなさいよ。」

姉は手をひらひらと振ると、そこから去っていった。
デュオは受け取った物を鞄に入れ、競売へと向かう。
PT参加希望を出し、誘い待ちをする間は暇なのだ。

(うげ、コースケープ400万か・・・。
 バットケープも似たようなもんか、高いなぁ・・・。)

忍者Lv75の先輩が装備している背中装備。
自分が良いなぁ、と思った品は、

『被クリティカル率上昇は死を意味する』

と、2人からその様に言われたのだ。
もっとも、その装備に比べれば、先の2つは安いのだが。

(無理だなぁ、刀もあと2本買う予定だし、元々足りないけど・・・。)

ため息をついていると、tellが着た。

『こんにちは。』

『こんにちは。』

(珍しいな、挨拶だけで先に言う人。)

自分も含めて、挨拶と用件をまとめて言う人の方が多い。
誘う時も、誘われる時もよく聞くパターンだ。

『あの、71〜70の白赤黒侍戦のPTなんですけど、一緒にいかがですか?』

『はい、お願いします!』

(いいじゃん、光も闇も出来るしMBもあるし!)

『ありがとう、お誘いしますね。』

早速PTに入る。

「よろしく〜。」

『よろしく〜。』

「よ、よろしくお願いします。」

メンバーがそう返す中、リーダーだけ噛んでいた。
特に気にせず、集合場所へ向かうと、自分以外同じリンクパールをつけていた。

(うげ、LSでのレベル上げか・・・。)

周りから良い噂を聞かない、LSメンバー固定上げPT参加。

『独特の空気がありから、疎外感たっぷりなのよねぇ。』
『LSで何言われてるかわかんないしねぇ。』

姉とその友人がそんな事を言ってたのを思い出す。
特に、友人はそれで痛い目にあったとか。

(まぁ、稼げればいいや。)

デュオは気にせずに、シグネットをかけた。



〜数時間前〜

{ルイ、準備出来た?}

「も、もうちょっと〜・・・!」

白魔道士のルイは準備に追われていた。
LSメンバーの赤猫から急かす声に大慌てだった。

「ご主人様、モグは目のやり場に困るクポ〜。」

「だったら、見ないで!」

「ク、クポッ!」

ルイが投げたダークモールがモーグリにヒットする。
モーグリはポテっと落ちると動かなくなった。
そう、彼女はジョブチェンジ後で下着姿だったのだ。

「まったく、スケベモーグリなんだから・・・。」

{ほ〜ら、早く!}

「出来た〜!」

白と青のカラーリングの装備に身を包む。

ブレスド装備

ルイの憧れだった装備。
実装直後はレベルが足りず、70になったら着ようと決めていた。
頭は自作のガラコサージュを普段つけて、レベル上げ時は妖花の髪飾りだ。

「おっそいぞ〜。」

赤猫が不満顔で文句を言う、ルイは手を合わせて謝った。

「ごめんね、皆。」

戦人・侍人・黒タルと言ったLSメンバーも揃っていた。

戦「いいってことよ、それより『彼』希望出してるぜ。」

侍「だな、取られちまったら困るんだろ?」

黒「うんうん、早くPT組んで誘ってあげなよ♪」

「うん!」

ルイはメンバーを誘うと、『彼』にtellをする。

『こんにちは。』

『こんにちは。』

(やば、緊張しちゃう・・・。)

まずは挨拶。
心臓はドキドキしていて、その音は周りにも聞こえるんじゃないか?と思うほど。

『あの、71〜70の白赤黒侍戦のPTなんですけど、一緒にいかがですか?』

『はい、お願いします!』

「やった〜!オッケ〜だって♪」

皆がルイに向かって親指を立てて、ニカッと笑う。

『ありがとう、お誘いしますね。』

『彼』が入ってきた。

「よろしく〜。」

『よろしく〜。』

「よ、よろしくお願いします。」

(あう、噛んじゃったよ、恥ずかしい〜!って?)

一瞬だけ、『彼』の表情が曇ったのに気づいた。
浮かれてた気分が小さくなっていく。

{ね、ねぇ、今表情が曇ったみたいだけど・・・。}

{赤:LSでの固定上げに難色を示す人いるみたいだし、それかもね。}

{戦:接点が無いんだし、稼げるPTだってわかれば大丈夫っしょ!}

{黒:そそ、前向きにね♪}

{う、うん・・・。}



デュオは居心地の悪さを感じていた。

(何で何も言わないんだよ、LSでお話か?)

人はいるのに何も言われないので、だんだんとイライラしてきた。

「あの〜、邪魔なら抜けましょうか?」

「あ、す、すいません!」

ルイはペコペコと頭を下げた。
他のメンバーも謝罪の言葉を並べる。

「いえ、で、狩場はどこに?」

侍「クフ地下でどうでしょ?」

「了解です。」

赤「それじゃ、行こか〜。」

「テレポしますね〜。」

ルイがテレポルテを詠唱した。
到着すると、やはりと言うか、昼の砂漠は暑かった。

黒「アルテパは暑いねぇ。」

侍「砂漠だからね、鎧とか脱ぎたいさ。」

と言うや否や、鎧全てを脱ぎ去りサブリガを装備する。

「きゃーーー!」

戦「あっはっは!照れるなって、ルイちゃん。」

戦士も装備を脱いでサブリガを装備した。

(アホか・・・。)

唖然としてるデュオに、黒魔が声をかける。

黒「すいません、騒々しくて。」

「いえ、仲が良くていいですね。」

本心では無いが、当たり障りの無い事を言った。
本音を言えば良い空気を吹き飛ばす事になるし、我慢しても経験値が欲しかった。
そんなこんなで、一行はクフタルへと向かった。





<あとがき>
HP復活記念(?)&ヴァレンティオン・デー開催記念(?)

で、デュオがメインのお話を書いてみたり。
短編予定なので、次で終わります。(たぶん)
2/14までに終わらせる予定でもあります。(たぶん)

顔設定
戦 :ツンツン頭
侍 :ちょんまげ
赤 :白髪
黒 :左右団子
ルイ:金ポニ

注意:ここのルイさんは、
   カーバンクルサーバーにいる実際のルイさんとは関係ありません。

『王位〜』の続きはその内に・・・(゜▽゜;)

んでわ!
Kotsubu > 楽しみどす(´∀` ) 早く書いてたも(ぉぃ! (02/06 12:33)

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