つぶsと愉快な仲間たち Member ListProfile : Mariel
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Mariel さんの日記。(5件表示)

02/13 08:56(open)02/13 10:09(39)
マリエルの案内で、一行はジャグナー・バタリアを抜けようとしていた。

「マリエルさんや。」

「はい?」

「もしかして、ジュノに行くのかの?」

「はい、ジュノの女神聖堂に行きます。」

ハルトマンの問いに、マリエルはそう答えた。

「じゅの、ってどんなとこですか?」

「行った事ないっすねぇ。」

「えっとッスねぇ・・・。」

それを聞いたつぶらとしーびーがそんな会話をしていた。

(教会関係者が『天使』を欲する、考えてみればおかしな話ではないがのぅ・・・。)

そんな事を思っていると、後ろから肩を叩かれた。

「なんじゃ?」

「(気をつけたほうがいいよ、爺。嫌な予感がする。)」

「(じゃな、用心するとしようかの・・・。)」

猫さんの言う事ももっともである。
用心に越した事はない、一行はマリエルを完全に信じたわけではないのだ。

「もうすぐですよ。」

「そうじゃな・・・。」

こうして、一行はジュノへと入国した。



一方、ラテーヌではエンペラーが目を覚ました。

「・・・・・。」

「おはよう、気分はどうかしら?」

微笑を浮かべながら、自分の膝枕で横たわる男に尋ねる。

「負けたのは悔しいが、気分は悪くないw」

「貴方はまだまだ強くなるわ、精進なさいな。」

「次は絶対に俺が勝つぜ!そして・・・むふむふふw」

何を考えてるか、すぐにわかるような笑みを浮かべて答えた。
貂蝉は黙って立ち上がった。

「おわっと!」

エンペラーは頭が地面につく前に、手をつき堪えた。

「急に立ち上がるなよ、ビックリするじゃないか!」

「いやらしい男には十分だと思うけど?」

「あ、あはは・・・すまん。」

素直に頭を下げるエンペラー。
貂蝉は微笑んでから、こう言った。

「ジュノに向かいましょう、そこにクライアントがいるわ。」

「わかった。」

2人は近くにいたチョコガールからチョコボを借り、ジュノへと向かった。



女神聖堂に入った一行。
マリエルがカウンターの男に何やら話すと、祭壇の横に扉が現れた。

「あの先です、行きましょう。」

「ここにあんな仕掛けがあったとは・・・。」

「あまりここに来る事はなかったけど、驚きました。」

ハルトマンと猫さんは周りを見渡しながら言った。

「一般の方はまず知らないと思いますよ。」

「じゃろうなぁ・・・。」

そんな会話が交わされる中、後ろを歩くつぶらは手を繋いでいた。

「(・・・おおつぶちゃん。)」

「(・・・嫌な予感がするっす。)」

「(おおつぶちゃんもですか?)」

「(するっす、こんな風に感じるのは初めてかもっすよ。)」

互いに、手を繋ぐ力が強くなるのがわかった。

そして、一行は大きな扉の前に到着した。

「開けてくださいな。」

「「はっ!」」

大きな扉が開かれると、一行を促した。

「さぁ、どうぞ。」

言われるままに中に入ると、広い部屋だった。
正面には玉座を思わせる大きな椅子があり、男が座っていた。

「ようこそ、皆さん!」

「ただいま戻りました、後ろの2人が『天使』の子達です。」

男が視線をやると、手を繋いでいるつぶらがいた。

「ふむ、よく連れて来てくれた。その他の方は?」

「えっと・・・。」

マリエルが説明しようとすると、ハルトマンが一歩前に出た。

「失礼ながら、名を名乗るが先ではないですかの?
 ワシの名はハルトマン、後ろにいるミスラは猫、
 タルタルは孫のしーびーとおおつぶとこつぶですじゃ。」

「あぁ、これは申し訳ない・・・。」

男は玉座から立ち上がり、頭を下げた。

「私は故あって名乗れません、『牧師』とでも呼んでください。ハルトマン殿。」

と、続けた。
名乗れない、その一言にハルトマンと猫さんの警戒心が強くなる。

「(怪しいな、こいつ・・。)」

「(あぁ、油断は出来んのぅ。)」

「して、ハルトマン殿達は、『天使』を連れてどちらに向かうつもりだったのでしょう?」

「この子らの親の死に目に会いましてな、
 遺志をついで『天使の力』を封じる旅の途中でしたじゃ。」

目の前の『牧師』と名乗った男に、警戒心丸出しの表情で答えた。

「遺志?お亡くなりになったのですか?」

「そうッス、オークに襲われて手遅れだったッス・・・。」

「なるほど・・・。」

『牧師』は何かを考えているのか、腕を組みながら言葉少なに答えた。
そして、次に発した言葉が一行を驚かせる。

「そのですね、封じる旅は諦めてもらえませんか?」

「何じゃと?」

「私は『目標』の為に『天使』が、その『力』が必要なのですよ。」

「そう言われて、『はい、そうですか。』って言うと思います?」

「いいえ。」

「なら諦めてほしいッス!」

『牧師』はお手上げだと言わんばかりに、息を吐いた。

「ふぅ、マリエル、『天使』を捕獲しろ。」

「・・・・・・・。」

「マリエル!」

「・・・『目標』って何なんですか?」

「わかった、話してやろう。」

男は咳払いをしてから、口を開いた。

「『天使』を率いて、現在存在する4つの国を滅ぼす。
 そして、私が教皇となって新たな1つの国を起こし、世界を制するのだ。
 『天使』にはそれだけの力があるのだよ。」

『!!』

一行が驚きの表情を浮かべる。
何より驚いたのは、マリエル・つぶらの3人だった。

「こ、こつぶにそんな『力』ないですよ・・・。」

「おいらにも、そ、そんなのねっすよ。」

「君達が私の元に来れば良い、その『力』を開放してあげよう。
 さぁ、マリエル!」

再度、『牧師』はマリエルに命令する。
しかし、マリエルは一行に近づくとテレポホラを詠唱し始めた!

「!! どういうつもりだ?!」

「世界を奪うなど、いくら恩があると言えど協力できません!」

「き、貴様!!」

丁度その時、扉が開いて貂蝉とエンペラーが現れた。

「いい時に戻ってきたな、マリエルと『天使』を捕獲しろ!貂蝉!!」

「?」

いきなりそんな事を言われても、貂蝉は表情でそう言った。

「殿!早くこちらに!!」

「お、おう!?」

そして、一行はラテーヌへとワープしていった。

「何故・・・、言う通りにしなかった?」

「いきなりそんな事を言われてもわからないわ、事情を説明して頂戴。」

『牧師』からの説明を聞き、貂蝉はこう答えた。

「なら、あれで良かったのよ。」

「何だと!?」

「あの人数に私1人じゃ不利よ、ならここは逃がして、後で捕獲に向かえば良いでしょう?」

「・・・確かに、な。」

『牧師』は玉座に座った。

「今日の所は下がってくれていい・・・。」

「失礼するわね・・・。」


一方、事のあらましを聞かされたエンペラーは驚きを隠せなかった。

「・・・と、言うわけですじゃ。」

「つぶらにそんな『力』があるとは・・・な。
 それに、マリエル、君はこれからどうするんだ?」

「あ、あの・・・。」

知らなかった、とは言え、結果、協力しかけていた事は事実。
咄嗟にラテーヌへと飛んだが、居心地の悪さを感じていた。

「まりえるんはつぶらと一緒に行くですよ。」

『え?』

「いや、って言っても引っ張ってくっす。」

「で、でも・・・。」

うろたえるマリエルの肩を、エンペラーが叩いた。

「ま、そ〜いうわけで、一緒に行こうぜw」

「は、はい!」

一行にマリエルが加わった頃、貂蝉は自室でシャワーを浴びていた。

「全てが動き始めた、止めるには・・・・・。」





>後書きかもかも?<

こつぶつぶにしつこく催促され、続きを書きました。(おい
もっとも、頭の中では出来ていたのですが、キーボードを叩くのが面倒だったですよw(待て

お話には関係ありませんが、片手棍の新WS・ブラックヘイローを習得しました。
ヘキサストライクの方が、強いし使い勝手がいいのは内緒ですw
ですが、ターン(?)をするのが、ちっと可愛いなぁなんて思いました♪
Ootsubu > こつぶは自分のことを思いっきり高く棚上げして催促してたっスね、昨日。まぁ、ここのお話をほむぺにアップしたいというがためっスね。お話が出来たら(目的)アップするはずが(手段)、アップするために(手段)、お話を催促(目的)という、本末転倒って奴っスね。(TT) (02/13 13:13)
Chosen > 結局は自分のペースで書くんだけどね、読んでくれる人がいる以上は頑張りますよん♪ (02/13 14:44)
Kotsubu > うさいよ、そこ! ・・・だって面白いんだもん、続き気になるじゃん?そしていつのまにか「まりえるん」と呼んでいるこつぶって・・・。 (02/13 15:06)
Kotsubu > しかーも( ̄▽ ̄)b 今回のソフトはアップするの楽でさぁ♪いつでもおっけ〜て感じですんごくいい感じよ♪ (02/13 15:12)
Hartmann > ←実物の何倍くらいカッコ良く書かれてるかの?答えは↓に! (02/13 15:31)
Chosen > いつも、じっちゃんはかっこいいでしょ♪ (02/13 17:31)

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